放送事故で暴走大賞

ちょっと見てられなかった。耐えられなかった。

テレビをつけたら、24時間テレビの「仮装大賞」企画をやっていた。

ふいにその場面はやってきた。

審査員にコメントを求める場面で、最初にコメント(←全然長くない)した審査員に対して司会の萩本欽一が「長すぎる!」と苦言を呈したのだ。

もちろんそれにもギョッとしたんだが、その後に地獄のような展開が。

ズラッと並んだタレント審査員たちに対し、右から順にマイクリレーさせつつ一言ずつコメントしていくよう求めたのだ。

そもそもあの番組って、出し物が終わるたびに審査員全員から感想を聞いてましたっけ??

「すばらしかったです!」「すごかったです!」・・

焦りと緊張から発せられる、類似した空虚なホメ言葉がリレー形式で(苦笑)。
どの点で良かったのかを説明する余地さえない。

その時間が無意味過ぎて、ヒヤヒヤが伝わり過ぎて、演者(仮装出場者)に失礼過ぎて、


み・・みてらんない!


この空気感、耐えられない!
すぐにテレビを消した。

欽ちゃんに関して、「どちらのボケかわからない」と思った視聴者には、「あちら」のボケだと伝えたい。

誰もツッコんでなかったしね。
ツッコんだら激昂する気配を感じ取ってたんだよ。

てか、加齢に伴う脳機能の変化で「待てない」のだと思う。

かつて「体が持たなくなってきてるが、座ってテレビに出るのはプライドが許さない」みたいなことを言ってたから、 しんどさもあって余計イライラしたのかもね。

そんな欽ちゃんのことを「パワハラだ!」「老害だ!」と批判するのも、ちょっと違うんじゃないかと。

引っ張り出してくるほうが悪いというか。

もうね、あの年齢でテレビに出て大丈夫なのは、老人役をする役者ぐらいなもんだよ。
頭が比較的シャンシャンしてる人でも、口調がフガフガになってたりもするから、番組の仕切り役とかはやっぱムリあるよ。

仮装大賞は、香取慎吾がジャニ事務所を退所した時に降板させられる可能性が高かったが、欽ちゃんが「慎吾が出ないなら僕も出ない」と言って香取の降板を阻止した経緯がある。

その恩もあって香取は、番組卒業の意向がある欽ちゃんに対して「欽ちゃんが出ないなら僕も出ません」と言って、欽ちゃんの卒業を阻止。

卒業のチャンスを逃した欽ちゃんは、今回の件で炎上してしまうことに。

・・卒業させたれよ。

そーいや去年、24時間テレビで欽ちゃんの半生を描いたドラマが放送され、その放送後、欽ちゃんが「許可してないのに勝手にドラマにされた」とクレームつけた件は、今回のことから察するに、「まぁ、許可は取られてたんだろうなぁ」としか。

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