【石田さんチ】ホントにそれが理由でしょうか

 長女が13年ぶりに帰省。

「あ、娘がもう一人いたのね?」と新たに知るような視聴者も増えてるであろう『大家族 石田さんチ』。

途中から全くテレビに出なくなった長女(他にも一人いるが)。

でもカメラがないところでは普通に帰省したり家族に会ったりしてるもんだと思ってた。

そしたらホントにそんなことしてなかったようで、驚いた。

「この番組って、この家族の素にかなり近い形を映し出してるんだな」と信用度が増す。

長女の帰省理由は、仲良しだった祖母の葬儀参列のため。

感心は感心だけど、やっぱ、「生きてるうちに会ってこそ」なのよ。

「天国で故人が喜んでる」とかそういうの、私は全く信じないもんで。

死んだら終わりなんだよ何もかも。

葬儀なんてどうでもいいから、会えるうちに会っとけ、大切な人とは。
死んでから現れたって、故人には何の意味も持たない。

死後より思い出。
生きてるうちに、喜んでもらいましょう。

ところで長女は、実家に寄りつかなくなった理由を「余裕が無いのに子どもを作り過ぎてて不満だった。父ちゃんは子どもっぽ過ぎて嫌い。母ちゃんも愚痴り過ぎて嫌い。テレビカメラも嫌いだった」と述べた。

だとしたら、寮付きの専門学校に入学してから、実家に寄りつかずテレビカメラにも映らない状態にすることだってできたはずなのに、そうはしていない。

社会人(一人暮らし)になってからも、家族と交流し、テレビカメラにも映っていた。

テレビに姿を見せなく(実家と疎遠に)なってから、私にはずっと「これが原因じゃないか」と思ってきた出来事がある。

父ちゃんが「行きたいと言うから専門学校に行かせたのにその道に進まず、工場でバイトしたり、何がやりたいんだか。こっちはどんだけ金をかけたと思ってんだ」みたいなことを本人の前で愚痴っていたのだ。
長女は何とも言えない表情をしていた。

一方で今回、末っ子(七男)が「俺のせいかと思ってた。俺がグレたから、家から遠ざかったんじゃないかと」と言っていて、「あぁ確かに、彼が荒れてる時期と長女が姿を消した時期は、わりと重なるわなぁ」とも。

母ちゃんが末っ子を妊娠したときに、長女は「まだ産むんかい!?」とかなり絶望したらしいのだが、生まれたら生まれたで可愛いので、長女も面倒を見ていた。

しかし末っ子は十代半ばで荒れに荒れ、長女としてはむなしくなって、結局両親に責任の矛先を向けるしかなかったのかもしれない。

「ほら見ろ、子育てに余裕がないからこんな仕上がりになってんじゃん! 何で子どもを増やすのさ!?」とな。

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