悪いのは選手でも監督でもなく

悪い冗談のような話だわ。

世界バレーの予選で敗退したってのに、日本男子バレーのドキュメンタリー映画が公開されるようで。

近年まれにみる惨敗っぷりだったってのに。
ま、それよりも前に映画化は決まってたんだろーけど。

初戦完敗後の『情熱大陸』放送も、「あちゃー」だったのに。

『情熱大陸』って、撮られる側の負担がむちゃくちゃ大きいと聞く。

編集であれだけの短さになってるけど、数ヶ月にわたる撮影なんだってよ。
しかも毎日毎日かなりの密着。

今回、チームに密着したわけだけど、テレビ局やバレーボール協会が「撮影分を映画化すればカネになる」と目論んだのかな。

こういった金儲け構想が以前からあったけど、前の監督では許可されそうにないから今の監督に代えたのかとすら思うわ。

いつでもどこでもカメラがいるって、選手にとってはかなりの負担よな。

私は、そういうことでもチームの調子が狂ったんじゃないかと思ってる。

周囲が金儲けに走ることで、本来優先されるべきことが疎かにされていったんでは。
本末転倒。

世界バレーの前の、海外チームとの壮行試合も全部で4日・・多いわッ!本番前に疲弊するわッ!
女子は無かったのにッ!映画のためだろッ!

カネ取って公開練習、なんてのもあったッ!

世界バレーの前から、チームの練習の雰囲気に異変を感じていた選手がいたようだけど、それって撮影が始まった頃と重なるんじゃない?

集中力がなくなったりもするだろーし、浮き足立ったりもするだろーし。

「雰囲気がよろしくなかった」と吐露されてるのに、その練習の様子も映画で流すんだよね?

ホント悪い冗談よな。
何だその救いようのない映画。

どーせなら、ロス五輪でメダルをゲットした上での映画化だろ。

どん底から這い上がってのメダル・・・きっとすこぶる美しいぞ!!

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