草野マサムネが「くさっち」と呼ばれていた時代

スピッツ草野マサムネ氏の学生時代のクラスメートが、当時の彼の印象を語っている。

マサムネ氏が自身の学生時代を振り返って「俺はこんなヤツだった」と語ることはあっても、他人が当時の彼を語ることなんて、ありそでなかった。

いや、あったのかもしれないが、少なくとも私は聞いたことがなかった。

その人物は、マサムネ氏の親しい友人というわけではなく、単なるクラスメートに過ぎないのだが、そのことが逆にリアル感を増す。

彼らは 小・中・高と同じ学校だったが、高3で初めて同じクラスになる。
「くさっち」という呼び名は、マサムネ氏が小5の時にそう呼ばれているのをその人物が聞いただけで、高校でも呼ばれていたかは定かではない。

当時の草野クンは、スクールカーストの上位にいるわけでもない、まぁ「らしい」っちゃ「らしい」高校生だったようだ(笑)。

しかしギターの腕前は相当だったらしく、ロック好き男子達からは一目置かれてたみたい。

本当はギタリスト志望だったもんね。ボーカルをやる気はなかった。
自分の声が好きじゃなかったから。

語られたエピソードの中で、やはり「ギターが上手かった」という部分が特に印象に残る。

フィギュアスケートの紀平梨花選手が、幼稚園時代に運動会でアクロバティックな側転をキメてる映像を観た時の、「この子、フィギュアだけじゃないんだ! 運動能力が全般的に優れてるんだ!」という感覚に似てる。

歌や作詞や作曲だけじゃないんだ! 音楽的な才能が全般的に優れてるんだ!
マサムネ氏だってギターは常に弾いてるんだけど、ボーカルであるがゆえ、どうしても我々の意識は歌声に向かいがちだ。

でも実は、ギターテクも十代の頃から秀でてたってことなのだ。

彼らの生まれ持った才能の豊かさに圧倒されるやら、ホレボレするやら。

※そのサイトはこちら⇒スピッツ「名前をつけてやる」ー 草野マサムネともう一人の “くさっち”

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