罪を憎んで、ASKAの楽曲を憎まず

実は私は不思議に思っていたのだ。

それまで快調にヒットを飛ばしていたのに、1994年の『めぐり逢い』以降ぷっつりとヒットが止まってしまったから。

あ、CHAGE and ASKA の話ですぅ。

普通、あれだけヒットを飛ばしていた歌手なら、徐々にCDセールスが落ちていく感じになるだろうに、その売れなさ加減は唐突だった。
ファンにとってはそういう印象はないかもしれないけど。

で、その頃、日本の音楽シーンで何が起こっていたかと言えば、小室サウンドの隆盛である。
そう、チャゲアスの重めの音楽は、小室のキンキンガシャガシャした軽ーい音楽に取って代わられたのではなかろうか。

そして、頂点(栄華)を極めたASKAも小室も、その後、転落人生を歩むことになるのだから、人生、わからない。

小室の稼ぎも莫大なものだったが、ASKAもかなりスゴイぞ。

チャゲアスとしてもミリオン連発で、そのうち2作はダブルミリオンだったりもするのだが、その前には光ゲンジの楽曲も手がけていて、もう出す曲、出す曲、大ヒット。
ファーストアルバムも、ほぼ全曲ASKAが手がけているが、捨て曲ナシの秀逸アルバム。
ASKAが手を引いてから、光ゲンジの曲はつまんないものになっていき、人気も下降気味に。

覚せい剤で捕まったミュージシャンや作家が、よく「創作活動のストレスで手を出してしまった」などと言うけど、そんな言い訳やめてほしい。同業者にとっても迷惑だ。

どこまでカッコつけんだよって。
そう言ったら、同情してくれるとでも?
「快楽のために」と言いなさい。

ASKAの逮捕がショックで寝込んでしまったファンもいるらしい。

そうだよなぁ、私も自分の好きなアーティスト(ASKAと同郷)がこんなことになっちまったら・・・と思うと、これに近い状態になるかもなぁ。世間から、「そー言えば、やけに歌詞に『飛ぶ』って言葉が出てきたよな」なんて言われたりしてさぁ(笑)。あーやだやだ。

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