聖子とキョンキョンを恨んだマツコ

『マツコのDX音楽会』を観てて思ったんだけど(今回もこの話題かよッ!!)、つくづく女子ってヤツは、中森明菜のことが好きなもんなんだなーと。

もうね、明菜の特集の時だけ、スタジオのゲストたち(ほとんど女芸人)の熱量が違うのよ。
たまたま明菜ファンが集まってただけ?
それとも明菜ファンのマツコに調子を合わせてただけ?

明菜の特集が始まる前は、「早く見せて!」「見たい!見たい!」などの声が上がり、見終わると、ため息混じりに「やっぱイイ!」「最高!」「明菜はスゴイ!」などの感嘆の声が上がった。

マツコは「狂信的に明菜が好きだったから、聖子とキョンキョンは敵だった」とまで言い放った。

聖子ファンや小泉ファンなら、そこまで明菜のことは嫌わない。というか、関心がないと思う。
でも明菜ファンは強烈にこの2人(特に聖子)を意識し、しかも毛嫌いしがちということなのだ。

オネエタレントって、結構「聖子派」と「明菜派」に分かれてる。
山咲トオル・はるな愛・クリス松村・米良美一なんかは「聖子派」。マツコやミッツは「明菜派」。
「聖子派」の面々は乙女キャラで、「明菜派」の面々はその真逆のキャラというのも面白い。

聖子と明菜には、狂信的な女性ファンとオカマファンがついている。
その人たちにとって、聖子と明菜は「教祖」みたいなもんだ。

一方、小泉今日子はどうだろう。
ま、過去も現在も、男女問わず人気はあるのだろう。。
が、狂信的なファンというのはそんなにいない気がする。
ライトなファンが多そうだ。健全な(?)気持ちのファン。そこまで心酔しないファン。

それは、小泉今日子の仕事に対するスタンスと似ている。
特にアイドル時代の小泉は、アイドル業を「与えられた仕事」として淡々とこなしていた。
まさに「アイドルをやっている」という状態。仕事として割り切っていて、アイドルとしての自分を客観的に見ている・・・その目線はあくまでもドライだ。

聖子は自己顕示欲の塊であったし、明菜は自己陶酔の権化であった。(言い過ぎ?)
聖子は「歌手としての自分」にのめり込んでいき、明菜は「歌の世界」にのめり込んでいった。
それに比べれば、小泉今日子の何とあっさりしたことか。熱を感じない。クール。

確かに、アイドルの枠を打ち破るべく、際どいこともやった。
しかし、芸能人としてのアクは、あの2人に比べたら随分薄い。

だからだろうか、多くの一般男性が、いや、業界人男性までもが、「理想の女性のタイプ」として「小泉今日子」を挙げる時期は長く続いていた。

聖子や明菜の名前を挙げる男性は少ない。アクが強すぎるからである。
そして、アクが強いからこそ、狂信的なファンがつくのである。

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