アナウンサーが泣くこと

あー、また泣いたんだ・・

バンドメンバーの訃報を受けて、情報番組で男性アナが泣いたようだ。

なんか最近、アナウンサーが泣くね。

ニュース番組でも泣く。フジテレビのアナに多い。

我慢しきれずに・・なのか、そもそも我慢すらしないのか。

「どんなに悲しいニュースを報道する時も、アナウンサーは涙を見せちゃいけない」
という話を、子どもの頃に聞いたことがある。

「うわぁ~、過酷だなぁ」と思ったが、かつて抱いていた「この人たち、悲惨なニュースを淡々と読んでるけど悲しくないのかな、冷たいのかな」という思いは吹っ飛び、「それがプロというものなんだ」と認識を新たにしたのである。

なのに最近のアナウンサーは泣く。

世間もそんなアナウンサーに意外と優しい。
「アナウンサーだって人間だもの」「素直に泣いたらいいよ」つって。

はたしてそれでいいのか。

情報を正確に伝えるには、個人的な感情を切り離す必要があるのだ。
それがアナウンサー。

まずそこを念頭に置けているだろうか。

必死で涙をこらえようと頑張ったがどうしても無理だった・・っていうのならまぁ仕方ない。

でも今の若手~中堅のアナの中には、涙をこらえる気すらない人もいるのではなかろうか。

ひとたび悲しいニュースで泣いちゃうと、「あのニュースでは泣いたのに、このニュースでは泣かなかった!悲しくないんだ!」なんて思われるよ?

「涙をこらえる」で思い出したんだが・・

実は私、かなり涙もろく、それが恥ずかしいがゆえに涙を必死にこらえる機会も多い。

昔、とある男性の送別会で、「絶対に笑ってはいけない」ではなく「絶対に泣いてはいけない」状況に陥った私。

というのも、その男性と私の仲を疑ってる人物がいて、否定しても信じてくれず、送別会で泣いちゃうと「やっぱり!」ってなりそうだったから。

その男性も、勘違いしそうなタイプだったので、絶対に泣いてはいけなかったのである。

恋愛感情は無かったけど、情はあったので、どうしても泣きそうになる。
しんみりするような場面で大波が襲ってくるので、別のことを考えたり、太ももをギュ~ッとつねったりして必死で涙をこらえるのであった(そこまでする?笑)。

涙をこらえるのってめっちゃ苦しいよ?

ちったぁ苦しめよ。矜持を持て。ラクすんな。太ももつねろッ(?)。

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