バレー日本男子の躍進と柳田選手のこと

バレーボール日本男子が、東京五輪での予選を29年ぶりに突破し8強入り(最終順位7位)。

「男子は弱い」と、耳にタコができるほど言われ続けた時代もじっと見守り続けた身からしたら、感慨深いものがある。

ガチメンのブラジル相手だと、昔なら14点ぐらいしか取れなかったもの。
今回の準々決勝のブラジル戦は、全てのセットで20点超えだからねー。

そこで3年後のパリに向けて、どうしていけばいいかを私なりに書き連ねていく。

石川祐希・・苦手だったレセプションが改善し、ジャンプサーブの精度も上がり、いろんな技にも磨きがかかって、現在絶好調な状態。この状態を落とすことなくキープしてもらえれば、と思う。

西田有志・・ケガ明けで、ジャンプサーブの精度が若干落ちている。以前のように、威力あるジャンプサーブが高確率で入るようになれば、言うことナシ。

高橋藍・・後衛での守備は抜群。前衛での攻撃の決定力を上げたい。あとブロックも。修正能力の高い選手で伸びしろがあるので、期待している。

ミドルブロッカーは総とっかえの必要があるかも。
強豪国とのレベル差は、ミドルが一番デカかった・・・新人発掘&育成しましょう。

ミドルなら高橋健太郎が強豪国と同等のパワーの持ち主だが、サーブでスランプに陥っているため五輪メンバーから外された。

だったらリリーフサーバーとして、彼のサーブの時に、柳田将洋に出てもらえばよかったんだ。

今回の五輪メンバーの中に、ほとんど出場機会のなかった新人選手がいた。
私は、もっと出してやったらいいのにと思ったが、指導陣にその気がなかった。
その選手も気の毒だ。

だったら、ビッグサーバーの柳田を五輪メンバーに入れといた方がよかったじゃないの。
今大会、ちょっとビッグサーバー不足だった。

私は秘かに、柳田が全日本のキャプテンをしてなかったら、五輪メンバーに入っていたのではないかと思うのである。

どういうことか。

そもそも監督の中垣内は、柳田に厳しい評価を下すことが多かった。
身長が高くない柳田のいる場で「石川以外は2メートル級の選手で揃えたい」と言ってみたり。

だから、中垣内からキャプテンを打診されたと聞いて、私は驚いた。
「えー!? あーた、柳田に期待してなかったよね??」

しかし、キャプテンになって以降、彼のスタメン起用は減っていく。

中垣内と外国人コーチは、選手を2グループに分け(仮にAとBとする)、控え中心のBチームを、どうやったって勝ち目のない強豪国と対戦する際に「捨て試合」のような形であてがうのである。

柳田はBチームに放り込まれた。
柳田の力が落ちてきてるとみなされているのか、身体のコンディションが悪いのか、ただ単に冷遇されているだけなのか、私にはわからなかった。

そして今年に入って五輪が近づいた頃、キャプテンを外され、その後、五輪メンバーからも外される。

五輪登録メンバー人数は、他の世界大会に比べて少ない。
だからベストメンバープラスアルファという形になる。

彼が元々キャプテンという立場になかったら、リリーフサーバーとしての五輪起用もあり得たのではないか。

つまり、キャプテンの座についていたことで、かえってそういう扱いさえしにくくなっていたんではないか、と思うのである。

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