やる気をそぎ、心をへし折ろうとする人のお話

想像してみてください。

あなたは歌手で、詞や曲はプロに任せています。

あなたの事務所の後輩に、自分たちで演奏するバンド形態のグループがいます。
そのグループも、詞や曲は主にプロに任せています。

そのグループのメンバーAにあなたは尋ねます。
「最近、音楽活動どうなの?」

Aが答えます。
「自分たちで作詞作曲もするようになりまして・・」

それを聞いたあなたは、Aにどのような言葉をかけますか。
次のどちらか近い方を選んでください。

①えー、やるねぇ! 着実に進歩してるじゃん。オレは自分で作んないから、それができる人のことは、ただただ「すげー」と思っちゃう。どんな感じで作るの?

②それをカッコいいと思ってるの? 自己満足じゃん。そんなのカッコよくも何ともないよ。バンドやってる人間なら当たり前の話だから、そんなこと言っちゃダメ。めっちゃダサイ。


・・いかがでしょうか。


②を選んだ方、「マッチ度」高いですよ(小声)。
てか②は、近藤真彦の発言内容そのものなんです。

数年前のテレビでの対談。
相手はTOKIOの国分太一。

私、ちょっと唖然としちゃったのよね。

無理やり「叱咤激励」の意味に取ろうとしたけど、ダメだった。
あんなの、叱咤激励でも何でもないわ。

自分は作ってもいないで「オマエがゆーな」状態だし、自分はバンドじゃないから自作しなくていいと思ってるなら素直に相手の成長をホメればいいだけ。

それを、さんざんけなすって何!?
悔し紛れなんだよ、自分には到底できないから。
永ちゃんあたりが「バンドなら当たり前」と言うなら、説得力あるし腹も立たないけど(笑)。

国分は「どう?」と聞かれたから、最近の変化を答えただけ。
何も「カッコいい」と思って言ってるわけじゃないのは明らか。
「カッコいい・・」と感じちゃったのは、他でもない、マッチ自身じゃなかろーか。

「器が小さい」とかいう次元を超えて、もはや「人でなし」感が漂う。
少なくとも上に立つ人の言葉ではないし、これでは人望も無かろう・・ってことがハッキリわかった瞬間であった。

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