「M-1」と「スタ誕」の審査員問題

とろサーモン久保田が、『M-1』審査員としての上沼恵美子を口汚く罵った。
プライベートな飲み会で。

その動画が流出したとのことで「悪意のある者に盗撮されたか」と思ったが、撮影者は久保田と一緒に罵っていたスーパーマラドーナ武智（M-1敗退）で、彼がインスタでライブ配信したものだった。

どういうつもりで配信したんだろ。
酒飲んで、ワケわからん状態になってたんかな。だとすれば今頃顔面蒼白だろ。芸人終了？

私は、その動画も観てなけりゃ、番組も観ていない。
上沼恵美子がどのような審査を行ったかも知らない。

論理的にではなく、感覚的にジャッジしてると思われたみたい。
「このコら、なーんか気に食わへん」という理由で低い点数つける、みたいな。

それで思い浮かぶのが、中森明菜だ（？）。

オーディション番組『スター誕生』のテレビ予選で２度落ち、３度目の挑戦で合格して歌手デビューに至ったのは有名な話。

私が不思議だったのは、２度も落ちた人が、３度目の審査では番組史上最高の得点を獲得したこと。

しかも、小泉今日子は一発で合格したらしいのに、なぜ中森明菜は２度も落選しなければならなかったのか。
・・どうやら、審査員の中に中森明菜のことが気に食わない女性がいたようだ。

松田敏江（松田トシ）という女性。
彼女がいつでも明菜にはメチャクチャ低い点数しかつけないため、合格ラインに達しない。

ある時は「大人っぽすぎる」と言われ、ある時は「子どもっぽすぎる」と言われた。
そんなもん、歌とは関係ない。ただただ難癖をつけたいだけなのである。

これで２度の落選のナゾが解けたが、では、２度も落ちていながら３度目で過去最高点を取ったのは何故なのか。

それは、とある審査員から全審査員に向けて「このコへの評価が低すぎる。このコはこんなに素晴らしいじゃないか」という呼びかけがあってのことらしい。
それでも松田敏江のつけた点数は、審査員の中で一番低かった。

そして決戦大会へ。
スカウトマン席が設けられ、スカウトを表示するにはプラカードが上げられる。
明菜に上げられたプラカードの数は１０を超えた。

１人の審査員の存在で、デビュー時期が大幅に遅れることとなった明菜。
小泉今日子のように一発合格していれば、松田聖子と同期デビューとなった可能性もある。
実は、聖子も聖子で父親から猛反対され、デビュー時期はかなり遅れたんだがな。

まーとにかくですね、偏った感情的なジャッジで挑戦者の人生を翻弄するような審査員はいらないってことを言いたいんです。
上沼恵美子のジャッジについては知りませんよ？ あたしゃ観てないもので。。

（参考文献：松田聖子と中森明菜 ）