翌年の犯行 前日の出頭
「99年 主婦殺害事件 容疑者逮捕」という一報で、「あの事件かも」と思った。
何年に起きたのかは覚えていなかったが、これまでドキュメンタリー番組等で幾度となく取り上げられてきた事件だから記憶に残ってる。
現に元々、NHK『未解決事件』でも取り上げられる予定だったみたいだし。
それは知らなかった。
私は「事件の真相」的な番組をよく観るのだが、『未解決事件』は観たことがなかった。
自分で「何でかな」と考えたところ、そこで取り上げられる事件は最初から「未解決」と分かってるものばかりだからかなと。
真相が分からず「ぐぬぬ・・」
犯人が逃げ切れてて「ぐぬぬ・・」
ってなるのが目に見えてる。
さて今回の事件、印象的な事柄がいくつかあって、そういった意味でも記憶に残ってる。
2歳の息子さんの目の前の犯行であるとか、「首を刃物で複数回刺す残虐性」と「犯人は中年女性」というギャップ、被害者の旦那さんが犯行現場であるアパートの一室を証拠保存のために借り続けていること・・
そして容疑者は逮捕された。
旦那さんの高校時代の同級生の女。
なぜ犯行から26年もの時を経て、容疑者は出頭を?
きっかけはNHKの番組だと思う。
番組放送予定の前日に出頭だなんて、そんな偶然そうそうない。
一方、犯行のきっかけは、前年の高校部活のOB会だろう。
OB会で再会した翌年の犯行は、単なる偶然ではないはずだ。
少し会話を交わし、恋心に再び火が点いた。学生時代は片思い。
自分も今は家庭を持つ身だけど、どこか満たされない。
どうやら若い奥さんをもらってるっぽい。憎い。
自分は若かった時にも断られ、今じゃ若くすらないから絶望的ではないか!
あなたが私を受け入れてくれてさえいれば、私は幸せな結婚生活を送れていたはずなのに。
何であなただけ幸せになってるの?
何で妻の座にいるのが私じゃないの?
憎い。憎い。
OB会で新たに名簿を作ったから、現住所が載ってるはずだ。
よし、行こう。もうやるしかない・・
(↑ゴメン、途中から創作です)
旦那さんは事件後、犯行現場のアパートの家賃を払いながらも、転居した。
名古屋市港区へ。
そして容疑者の現住所は、名古屋市港区・・
今夜の『未解決事件』は観ようかな。
迷宮入りしなかったわけだし。
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