ウィル・スミスが口ではなく手を出したワケ

アカデミー賞授賞式でのウィル・スミス平手打ち事件。

多くのアメリカ人はウィル・スミスに批判的だという。
「いかなる理由があっても暴力は許されない」という考えが根付いているからだそう。

だけど・・

昔は、日本のプロ野球の試合中、助っ人外国人選手(アメリカ人)がデッドボールを食らったり、食らわされそうになった時、すぐに相手の選手に殴りかかってたよなーと思うんである。

近年では、アジア人狙って暴行する事件も多発してた。

ホントにこの国って「アンチ暴力」なんか?・・と思わんでもない。

ま、それは置いとくとして、ウィル・スミスが何故プレゼンターのコメディアンを平手打ちしたのか、考えたい。

「そりゃ、妻が容姿イジリされたことに腹を立てたからやん」とお思いだろう。

しかしイジリの直後、ウィル・スミスは笑ってたのだ。
あたしゃ見間違いかと思って、何度か確認したが、やっぱり笑ってた。

さっきまで一緒になって笑ってた人がビンタという行動に飛躍することへの違和感。。
「今笑ったカラスがもう殴った」的な。

コメディアンの方も、ビンタされる直前まで満面の笑みだ。
よもやビンタされるとは思いもしなかったろう。
「なかなか洒落たジョークだぜ」と褒められ、握手を求められるとさえ思ったかもしれない。


だって・・スミスあんた・・笑ってたじゃないの。


一方で、つい自分も笑ってしまったがゆえの平手打ちだったんではないか、と私は考える。

「G.I.ジェーン」ってカッコいい役でしょ?
だから当事者以外は傷つき度合いがわかりにくいってのもあるとは思う。

確かに奥さんはイヤそうな表情を浮かべてた。
スミスはその表情を見て初めて「マズい」と気が付いたのだろう。

妻に対し、世間に対し、つい笑ってしまった「うしろめたさ」がある。
妻がイジられ気分を害してるのに横で無邪気に笑うデリカシーの無い夫・・という印象を即座に払拭したい気持ちに駆られた。

それは単なる口頭での抗議では手ぬるい。
ビンタぐらいじゃないと払拭できない、と考えたのではないか。

・・まぁ、この理屈で、私が覚えた違和感は解消できる。

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