松本人志の「不良品」発言で思い出したコト

今回の川崎殺傷事件のような凶悪犯罪の犯人全般を、「不良品」呼ばわりしたダウンタウンの松ちゃん。

その時、彼の過去の発言を思い出した。

それは、私の持ってる彼の著書『松本裁判』に掲載されていた文言。
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笑いやってなかったらヤバかったかもしんないですね。ちょっと笑いに助けられたなっていうのは常に思ってるんですけど、じゃなかったら、もうちょっと救いようのないとこにいってたような気がしますね。犯罪者というか。あのー、幼女イタズラとか。そういう趣味、ちょっとだけありますからねぇ。あと、まあ暴力事件というのもいってるかもしれないですね

その当時、衝撃を受けたことを覚えてる。幼女のくだり。
これ、載せてえーんか?って思った。

松ちゃんだって、紙一重だったってこと。

そりゃ凶悪犯罪まで行かないにしても、犯罪者になる可能性は、低くはなかった。

でも実際は手を下してないってことで、自分を「ノーマル」、犯罪者を「生まれながらの不良品」として区別し切り捨てる構図に。

結構キワッキワなんだけど。。
一歩間違えば、あっち側に転がり込んだかもしれない。

それは何も松ちゃんだけに限らない。
私かもしれないし、アナタかもしれない。それはわっかんないんだよ。

笑いに助けられたのなら、その話をした方が良かったじゃん。その方が発展的。

爆笑問題の太田は、そういう話をしたわけでしょ?
暗黒時代にピカソの絵に救われたんだよね? 心を揺り動かされ、そこからいろんなものが好きになって、そんな自分も好きになった。自分の命も他人の命も大切に思えるようになっていった。

切り捨てるんじゃなく、「人生、案外捨てたもんじゃない」と説いてみせた。

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