喋る安室を見たのは何年ぶりだろう

NHK特番「安室奈美恵『告白』」を観た。

安室のトークなんてトンと聞く機会がなかったわけだが、意外とちゃんと喋れるようになってたんだな、という印象だ。

だからね、ライブでMCがない理由は、喋りが苦手というよりも、MCの内容まであれこれ考えてたら、歌と踊りに集中できないからなのかな、と思った。

そして、喋る声は一段と枯れていた。

歌の時は、声の出し方を変えているけど、実際の声はこれなのだ。

昔の映像が流れたけど、ブレイクし始めた頃の歌声も、割と枯れ気味だ。

だが、デビューして間もない頃の歌声は、高くて澄んでて伸びやかだ。
幼かったから、というのもあるだろう。しかしこの頃が一番歌が上手いと思う。

枯れ始めたのが、喉の酷使によるものなのか、喫煙によるものなのかはわからない。
女性の「声変わり」だったのかもしれない。

でも、人気の『Can you celebrate?』を、私がどうしても好きになれないのは、あの枯れ声と歌が合ってないのが一因かも、とも思う。

この番組で初めてわかったのは、小室プロデュースからの離脱が、安室の意思ではなかったということ。へー、そーだったのか。。

そして、そこから低迷期に入るのだ。彼女もそれを自覚していた。

でも彼女は数年後、その低迷期から脱出する。

実力のある人は、低迷しても必ず浮上する。
そして、浮上すればその地位は強固なものになる。

それでも彼女は、デビュー20周年の35歳で引退しようと思った。
だがそれは、いろんな事情で叶わなかった。

その代わり彼女は、30代後半に入ると、あらゆるメディアに年齢を掲載されることを拒むようになった。

彼女の中で、自身の年齢と、自分のイメージする「安室奈美恵」像が、どんどん乖離していくのを感じたのではなかろうか。

そして、40歳での引退を決めた・・


ところで。アタクシのブログも今、低迷期。
浮上できなかったら引退してやるからなッ!(どーぞどーぞ)

コメント