バッくれないで連絡くれよ

入社数日で出社しなくなる「バッくれ新人」が話題だ。

電話連絡もしないわけでしょー? 「気まずいから」って。

その気まずさに耐えるか、勤務に耐えるか、どちらか選ばんとアカンやろ。

入社数日で退職を申し出る人や、ある程度働いてからバッくれる人ってのは、昔もいたかも知れんが、入社数日でバッくれるというダブルの裏切り行為は、昔にはなかったケースかも。

あと、親が子の退職の連絡を会社にしてくるとかさー、さむー。

今では「石の上にも三年」なんて、通用せんね。
「石の上にも、せめて一年」、いやヘタすりゃ「三ヶ月」だ。

私の職場で、入社して1週間で辞めた新人がいた。

自殺者が出たら、身近な人間が「事前に何かしてあげられたんじゃないか」と自責の念にかられるとよく言われるが、それと近い心理になったね、私も。

そのコの指導係とかではなかったものの、「もっとこういう声掛けをしてあげてたら、状況が変わったかも」とか、ツラツラ考えてみたり。

それに追い打ちをかけるかのように、同僚が「僕ら全員の責任ですよ、1週間で辞められるなんてトンでもないことです」などと言い、それはそれでムッとするというか、「本人にも問題あるやろ」とも思ってしまうのであった。

そしてその同僚は、採用に関わった人たちの「見る目の無さ」も嘆くのである。
100名近くの応募があったのに、よりによって1週間で辞めるようなコを採用しちゃうなんて情けない、と言うのだ。

しかしなー、意外とわからんもんなんだよなー、面接なんてなー。
だから人を雇うってことは、とてつもなくリスクがデカいんである。

そんなリスクの中、短期間で辞められるダメージってのは凄まじいのだから、せめて
石の上からでも連絡を。

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