あなた、もしかしてミタゾニスト？

なんで松岡なんだよー、と最初は思った。

私は以前から、女装した俳優が主役のドラマがあったら面白いかも、と考えていた。
（すでにあるのならスマン）

で、『家政夫のミタゾノ』というドラマが始まって、主役の女装家（オネエ？）がトキオの松岡と知って、少なからずガッカリしたのだ。

主役が松岡なんて、視聴率取る気あんのかよ～。
ほらぁ～、女装してもちっともキレイじゃないし～。
ウットリするほど美しい女に変身できる俳優、ゴロゴロいんだろ～。

なぜ松岡は、女装するとココリコ田中にそっくりになるのか。
おそらく、あの髪型が顔と顎の長さを、眼鏡が鼻の形を強調するからだと思う（苦笑）。

しかし、しかしである。
最近見始めたのだが、このドラマ、結構面白くないか？
コミカルに小気味良く話が進んでいく感じで。

で、主役の松岡の女装した顔がそこまで美しくないことで、「面白ブキミ感」が出てる。
そう、美しいとダメなのだ、このドラマは。　面白さが半減するね、きっと。

いや～、松岡、ハマリ役かもしんない、とさえ思ったね。
というか、私がその役にハマりつつあるのかもしんない。
そんな人のことを「ミタゾニスト」と呼ぶらしいね（ウソだけど）。

今季は、『砂の塔』だけ観てたんだけど、どーにもあのドラマ、５つも６つもテーマを詰め込み過ぎて、今、身動き取れなくなってる状態。

すでに置き去りにされてるテーマもあって、最終回に向かってどう着地するつもりなんだか。
きっと最終回では、「あのテーマ、一体どうなったのサ、ほったらかしかいッ」と怒る視聴者を、置き去りにするのだと思う。。

そして、あまりの偶然の多さに、普段は「ま、ドラマだからねー」と受け流す私ですら許容範囲を超えちゃってる状態。
（橋の上でどんだけ出くわすねん的な・・・観てる人ならおわかりでしょう）

こっちにはモノホンのココリコ田中が出てるんだが、今の嫁が菅野美穂で、元嫁が松嶋菜々子で、松嶋につきまとわれるて・・・その役、何でココリコ田中やねんッ（苦笑）。
もー何なら、田中と松岡が役を交換してもえーわ。

というわけで、少しずつ『家政夫のミタゾノ』に心が傾きつつある私である。

ちなみに私は、本家本元の『家政婦のミタ』は観てなかった。
あ、本当の本家本元は『家政婦は見た』か。。（ややこしいな）