火だるまになった「殺せアナ」

物騒なタイトルですみません。
またしても、長谷川豊の件でございます。
(関連記事・・・幡 蒼子のおこりんぼ日記3: 「殺せアナ」がクビになってる件

軽く炎上させるつもりが、大火事になっちゃって、彼自身、火だるま状態になりました。
週にいくつも抱えてたレギュラー番組が一気にゼロへ。

問題発言があってから、2週間ほどでだよ?
(同じくブログでしくじった)江角マキコは、数ヶ月かけてゼロに至ったというのに。

彼の発言は、新たな心配を生み出すものでもあった。
それは、「そーだ!そーだ!よく言った!あんなヤツら、殺せ!殺せ!」という支持者たちだ。

過激な物言いの人物(トランプとか)に傾倒する人たちって、一定数存在するからな。
それに最近、過激思想に流される日本人が増えてきてるような気もするし。

ま、彼自身も、そういう人たちの出現を狙っていたのだろう。
そしてプライドくすぐられて、自分自身が気持ち良くもなりたかったのだろう。

しかし、風向きは違った。
大多数の人たちが、その発言内容に嫌悪感を示し、彼に「NO!」を突き付けたのである。

私は安堵した。
そして、とある出来事を思い出した。

電車の人身事故での遅延を、乗客たちから理不尽に責め立てられ、自暴自棄になって衝動的に高架から飛び降りた車掌さんに対する処分の軽減を求めた嘆願書に、何万もの署名が連ねられていた件。

誤った「お客様気質」により、激化し増殖するクレーマーたち。
世間でも、この車掌さんに対する罵詈雑言が飛び交うのではないか、と私は危惧していた。

しかし、風向きは違った。
大多数の人たちが、車掌さんに対して多大なる同情を示したのである。

よくありがちな、「クレーム乗客はどこの誰か」的な犯人探しが行われるでもなく。
(いや、秘かにあったのかもしれないが、目立つこともなく)

私は安堵した。
日本もまだまだ捨てたもんではないな。。

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