本来、アナウンサーとは尊い仕事

東日本大震災が起こって以降、最大の地震となってしまった。

あぁ、やはり日本はこうして巨大地震があちこちで勃発し続ける国なのだなぁ、と暗澹たる気持ちになる。

これ以上、人命が失われないことを祈るばかりである。

こういう緊急事態では、各局の報道の優劣が如実に表れる。

東日本大震災ではNHKが群を抜いて評価が高かった。

フジはあらゆる点でダメダメだった。
(関連記事・・・①停電エリア情報を早々に諦めるフジ ②モラルなき人々 ③悲劇&衝撃映像のみを追い求める者の愚 ④過酷な運命にむなしく響く「頑張って」

さて今回。

あの時と比べて、報道番組や情報番組に、タレントがわんさと出演するようになっている。
そういう番組は観る気がしない。どうせ、不用意な発言をするに決まってる。所詮素人。

地震当日はNHKを観ていたが、東京の女子アナがテンパってカミカミになっていた。

とある民放では、ヘルメットをかぶった年配の男性アナウンサーが地震について報じていた。
熊本のアナウンサーが熊本のテレビスタジオから報じているのである。

これぞプロ、と言いたくなるようなアナウンス力であった。
内容が、我々の頭の中にスッと入ってくるのである。

あぁ、尊い仕事だな、と感じた瞬間であった。非常時なら尚更。
事前準備などできないのだから、アナウンサーの技量が浮き彫りになる。

それゆえ、有名人の子どもや、どこぞの令嬢、ミスキャンパス・・・そういうことだけでアナウンサー採用を決める昨今のキー局を、ますます情けなく思うのである。

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