中途半端な自虐ならいらない

過去にも、宮沢りえの「すったもんだがありました」とか、松田聖子の「負けるもんか」など、自らのスキャンダルを逆手にとったようなCMがあったわけである。

・・・でも矢口じゃダメなんだね。

日清カップヌードルの新CMが、私が目にしないまま放映中止となり、別に検索してまで観ようとも思わなかったんだが、ひょんなことで目にすることとなってしまった。

ほう、ほう、これがクレームの殺到したCMか。

ま、言われてみれば不快なのかもな・・・という程度である。

てかやっぱ、矢口って相当嫌われてんな。

矢口以外にも問題視されてる人物が出演してるんだが、世間の攻撃の的は矢口だろう。

このCMで矢口は、大学准教授としてリスク管理について学生たちに熱弁を奮っている。

そこでまず世間は反感を持つ・・・「ドヤ顔で、何をエラそーに」と。

そしてビートたけしの「世間の声なんてどうでもいい」とか「お利口さんじゃ、時代なんて変えられねーよ」というナレーションが、矢口を援護してるみたいで、ますます反感を持つのである。

矢口起用のリスクを冒し、攻めの姿勢でCMにインパクトを与えようと思ったのであろう。

もちろんそういう手法もアリなのだが、矢口をいい気分にさせるCMではダメなのだ。

要するに、生半可な自虐では世間は納得しない。

例えば、鉢合わせのシーンを再現し、「クローゼットにいれるのは、愛人ではなく、『タンスにゴンゴン クローゼット用』」・・・ってなCMはどうだろう。

そこまでしないと、世間は納得してくれねーよ。。

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