その気遣いが人を傷つける

穏やかで優しくて気が弱い人から、時に私は傷つけられる。

たとえば仮に、サプライズパーティーの話で盛り上がったとする(仮にだよ)。
相手もノリノリだ。でもいざ実行に向けて動き出そうとすると、尻ごみする。
・・・あぁ、話を合わせてただけなんだなぁ、とショックを受ける。

最初の段階で意思表示してくれよと。
別にこっちは、ムリに話を合わせてくれなくても結構なんだよ。
意外と傷は深いんだぜぇ?気づかんだろーけど。

それと同じようなことかな、と思わされた件がある。
スミマセン、また全日本男子バレーの話なんですが。

去年、越川選手が全日本から外された。
南部監督は「若手を強化するため、ベテランは充電期間にした」と言った。

私はそれを額面通りには受け取れなかった。
言い繕ってるようにしか聞こえなかったのだ。
監督は越川を五輪には絡ませる気がないな、と感じた。

そして今年。
越川は全日本に選ばれた。
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しかし、五輪予選メンバーを選ぶ合宿にすら参加させてもらえないことが判明。
合宿に呼ばれない全日本メンバーは、ほんの数名である。
門前払いされたも同然で、形式的に全日本メンバーとされてるに過ぎない。

・・・ほらやっぱり。
最初から五輪に絡ませる気、なかったんじゃん。
だったら最初に「充電期間」なんて言わなきゃいいじゃん。

含みを持たせるような言い方で、本人にもファンにも期待させといて。

そうなのだ。
中途半端に穏やかで優しくて気が弱い人に、結局私たちは激しく傷つけられるのだ。

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