「抱きしめたい」をパクって「後ろめたい」

私が最近口ずさむ鼻歌は、ミスチルの『抱きしめたい』になってもた。

言うまでもなく、あの騒動のせいである(苦笑)。

初めは、中国や韓国での話かと思ったの。

だってあんなに有名な曲をパクるなんて、日本ではあり得ないと思ったから。
CDのジャケ写を見てもあちらの国っぽい雰囲気だったから、ますます確信しちゃう始末(笑)。

そしたら、メロディーではなく歌詞をパクってて、日本での話だって言うじゃない。

歌詞を比較してみると、1番はほぼ一致している。
特殊なシチュエーションの描写まで同じだから、言い逃れができない。

でも驚くべきことに、その作詞家は、「『抱きしめたい』の曲は知らなかった」などとホザいているらしい。

パクる人ってそーじゃん、シラを切りとおすじゃん。
そういう人だからこそ、人のもんも平気でパクることができるっちゅーか。

それにしても、関係者たちの目をくぐりぬけて、よく発売までこぎつけたよね。
誰か気づけよと。関わった人たちも年配者ばかりなんだろうね。
今回の件も、匿名のメールで指摘されて初めて気づいたんだって。

で、この作詞家だけが若いのかと思ったら、かなりの年配者。
『抱きしめたい』は、ミスチルがブレイクする前の曲だから、バレないと思ったのか。
だとすればそれはやっぱ、ミスチル世代をはるかに超えてる年代の人の感覚だ。

もし仮に、その作詞家の言ってることがホントだとしたら、ゴーストライターに書かせた可能性だってあるわね。

人気歌手でもないし、その上カップリングの曲だし、自分の名前が載るわけでもないから、そのゴーストライターも真剣に歌詞を書くことがバカらしくなったんじゃない?
で、この歌手の曲を聴くのは年配者ばかりで、ミスチルなんて知らないだろうから、パクっちゃったと。

いずれにしても、誰かが意図的にパクったのは間違いないのである。

結局思うことは、この歌手の曲とミスチルの曲を聴く世代はかけ離れているので、今回の件を発見した人はスゴイ(しかも一方はカップリング曲だし)ということと、『抱きしめたい』はやっぱ名曲やな、ということである。

コメント