悪習慣を断ち切るキッカケ

皆さんは、何歳からの記憶がおありだろうか。

私は、3歳なら確実にある。

その頃の私は、親指しゃぶり姫(!)だった。
困ったことに、三度の飯より親指が好き(笑)。

親に何度もたしなめられたが、欲望に勝てなかった。

そして母親は最後の手段に出た。
寝る前に、私の親指にカラシを塗りたくったのだ。

塗られている間、私は何を考えていたのか。

そんなことしてもムダなのに・・・

布団に入ると、私はシーツで丁寧に親指のカラシを拭き取り、口に含むのであった。

そんな私だが、ある時を境にスパッと指しゃぶりとオサラバする。

一体何があったとゆーのか。

母親から、「それ、幼稚園に入ってもやってると恥ずかしいよ」と言われたのだ。

その時の私は入園目前。
自分と同年齢の子たちの中で、私一人が指しゃぶりをしているのを想像したら、ゾッとした。

やめなきゃ 

・・・ぜひ、理性的な子どもだとホメてほしい(笑)。


ところで、私の父は大変なヘビースモーカーだった。
大酒飲みだし、子どもながらに「この人、短命だな」と思っていた。

「煙草をやめろ」と言ったところで、まーったく聞く耳持ちましぇん。

しかし彼も、ある時を境にスパッと煙草とオサラバする。

一体何があったとゆーのか。

喫煙が影響したのか、彼の咽喉にポリープができたのだ。
いや、できたからやめたワケではない。

入院先で、ガンによって顔の部位が欠損している患者さんたちがいて、ガンの恐ろしさを目の当たりにしたからだ。


人って、何かが自分の中で「ストーン」と落ちれば、案外スパッと悪習慣を断ち切ることができるものなのだ。

逆に言えば、その「ストーン」がなければ難しい。
人から「やめろ、やめろ」と言われるだけではなかなか・・・。

覚せい剤で2度も逮捕された、元・光ゲンジの赤坂もこんなことを言ってた。
「芸能人は親の死に目に会えない、と言われているが、自分は、刑務所に入っていることで、父親の死に目に会えなかった。そのショックが、クスリの誘惑を断ち切るきっかけとなった」

そう、そのショックがなければ、3度目の逮捕だってあり得たのだ。

P.S. おちこんだりもしたけれど、私の父はげんきです(笑)

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