ホントの狙いは別のところにあった!

Vプレミアリーグでのサントリーサンバーズの惨状については前回書いた。
そこからまた1敗し、開幕4連敗だったのだが、その後ようやく1勝をあげることができた。

それも結構強い相手に勝っちゃって。
しかも主力の外国人選手がケガで出場できない(←どんだけ不運やねん)中で。

それまではメッチャ外国人頼みだったなー。
そりゃ、あんなに打たせてちゃケガもするだろー。

それでも負けてたんですけどね。
で、日本人だけでやるしかなくなって。

今回の対戦も、第2セットまで相手に取られて、後がなくなった第3セットから若手メインの布陣に変え、ムードが一変。

序盤で柳田選手のスパイクが決まったとき、誰も彼に駆け寄る者はおらず、彼が「おいどーした、来いよ、来いよ」的なジェスチャーをして初めてその他の選手が彼に駆け寄る・・・ってな場面を見た。

もちろん、その他の選手が彼をシカトしていたわけではない。
それぞれが個々に喜びを身体で表現していたのである。

それは全日本ではあり得なかった。
柳田が決めれば、石川が真っ先に飛び付いてきてたからなぁ。
で、他の選手も駆け寄ってくるし。

ま、チームが一つになるって、こういうことだよね。
バラバラに喜んでいてもしょーがない。

水を得た魚のようになったサンバーズは3セットを連取し、記念すべき初白星をゲットした。

第3セットからコートに入った柳田選手は、試合を振り返って
「勝ちたいという思いで前のめりになっているように感じたので、自分が入った時には、オドけたりしてメンバーの気持ちがほぐれるような振る舞いを意識した。チームが一つにならないと勝つのは難しいと感じたし、今日の試合の中で、徐々にチームが一体となっていくのを肌で感じることができた」と、語っている。

え~と、彼は1年目である。
新人でここまで冷静に俯瞰できるなんてスゴイ。

前述の「おいどーした、来いよ、来いよ」的ジェスチャーも、ただ単に寂しかったワケではなく、チームを一つにしようとした狙いがあったのかと思うと泣けてくる。 だって新人だぜ?

※杞憂だった⇒幡 蒼子のおこりんぼ日記3: キミの精神状態が心配だ

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