はたして乙女心の問題だろうか

私もね、「アジアンの隅田さん、最近見ないよな」って思ってた。
そうしたら彼女、自らの意志で芸能界とは距離を置いてたみたいで、これからもテレビに出ることはないらしい。

でも引退とか解散ではない、とのこと。
・・・ん??それってどういう状況やねん。

彼女、ブスでイジられるのはイヤだと、事あるごとに言ってた。
それに対して「イジられるのがイヤなら、何で芸人になったの?」という意見も多い。

でもね。
純粋にネタで勝負したかったんじゃないかな。
ブスじゃないと漫才できないってわけではないし。

そりゃ、少々イジられるのは覚悟してただろう。

でも、相方の意向もあってか、ネタは全てブス絡み。
それでもネタはネタとして、割り切って仕事をしてたんだと思う。

しかしネタを披露する番組がほぼ消滅。
フリートークが主体となるバラエティー番組において、ガチの「ブスいじり」が始まるのである。

渡辺直美はかつて、「外見的に面白くなりたいから、もっともっと太りたい」と言っていた。
それはそれでスゴイと思った。芸人としてのプロ根性を感じた。

でもだからと言って、隅田さんにはプロ根性がない、と言い切れるだろうか。

外見で笑わせたい芸人がいる一方で、しゃべりで笑わせたい芸人もいる。
隅田さんは後者だった。

「じゃ、その外見を上回るほどのトークスキルがなかったということじゃね?」
という意見もあろう。
しかし、トークスキル云々の前に、「ブスいじり」がデーンと鎮座している。

もう何を言っても何をやっても、「ブスいじり」がついてまわる。
人格なんてないも同然かのごとく。
有吉なんか、イジリを超えたエゲツない対応で、観てる方も不快だったなぁ。

外見で笑わせたい芸人なら「オイシイ」と思うのだろうが、そうでない芸人にとっては、トークさえまともにさせてもらえない状況にストレスを感じるだろう。

とある男性芸人が、ブチャイク男性芸人に「うらやましいわ、その顔。何もしゃべらんでも笑いが取れるんやから。芸人やったら大金積んでまでその顔になりたいで」と言っていた。

でもその発言をした芸人は、しゃべれるし、モテたい芸人。
実は全然うらやましくなんかないことを、私は知っている。。

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