解散報道まで飛び出したお笑いコンビ

「40代がハマったバラエティー番組」ランキングというのが発表された。
今の40~50歳は、ちょうど昭和40年~50年生まれである(多分)。

昭和50年代から平成にかけて、テレビが一番元気だった時代に、小学生~高校生であって、一番テレビに夢中になって、影響を受けた世代かも知れない。

その人たちが選んだバラエティー番組のランキングがこちらである。
↓ ↓ ↓
1位 8時だョ!全員集合(TBS)
2位 オレたちひょうきん族(フジテレビ)
3位 天才・たけしの元気が出るテレビ!!(日本テレビ)
4位 ドリフ大爆笑(フジテレビ)
5位 夕やけニャンニャン(フジテレビ)
6位 ねるとん紅鯨団(フジテレビ)
7位 アメリカ横断ウルトラクイズ(日本テレビ)
8位 スーパージョッキー(日本テレビ)
9位 痛快なりゆき番組 風雲!たけし城(TBS)
10位 オールナイトフジ(フジテレビ)
10位 クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!(日本テレビ)

これを見ると、ドリフ・たけし・とんねるずが強いなと。
あぁ、どーりで、40代の芸人はとんねるずをリスペクトする人が多いワケだ。

そー言えば、とんねるずとフジテレビがノリにノッてた時代って重なってる。

そして、両者とも同じような時期に衰退し始めて。まるで運命共同体のような。
そう。とんねるずって、最も「フジ」的なタレントかもしんない。

とんねるずの番組で特徴的なのは「スタッフいじり」。

当然、視聴者はそのスタッフのことなど知る由もないのだが、当時「お笑いの最先端」的な存在だったとんねるずがやることは、何でも面白がられ、受け入れられていたのだ。

本来なら「内輪ウケ」で留まるべきレベルのものを、公共の電波を使って垂れ流すのである。
そして番組の中に、現場スタッフの(わざとらしい)笑い声も入れ込む。

すると、あっと言う間に、「お笑いの最先端」とそれを取り巻くプロたちの空間が出来上がる。
視聴者(若者)も、それについていこうと必死だ。

何てったって、あっちが時代の最先端なのだから。
ついていけないと、自分が「時代に取り残される」ってことだから。

何かよくわかんないけど、どーやら面白いってことらしい、いや面白いはずなんだ、と思い込んでしまってる。「誰?コイツ」なんかは言いっこなしだ。

でも魔法は解けた。
いや、メッキははがれた。

今の時代、そんな「まやかし」はいっさい通用しない。

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