その時佐々木蔵之介は何を考えていたのか

ほぼ前回からの続きになります。
我ながらしつこい性格だと思いますけどね(苦笑)。

いや、広瀬すずを吊るし上げる気などさらさらございません(そうか?)。

ただあの場で、彼女を諌める大人がいてもよかったのではないかと思うのである。
「そんなこと言うもんじゃないよ。俺たちが仕事できるのも、裏方さんのおかげなんだから」と。

とんねるず・・・ありゃ、ダメだ、一緒になって悪ノリしてる。
でも彼らは、スタッフとの親密さがあった上での「イジリ」にも見える。

そこで残る大人は佐々木蔵之介。

劇団出身の彼なら、裏方さんのありがたみってもんは、骨身にしみてることだろう。
舞台って、チームで作り上げてくもんだからな。

彼のひきつった表情で、不快に感じてることは一目瞭然だった。

ひょっとしたら呆気にとられてたんじゃなかろうか。
「呆れてものが言えない」とはまさしくこのことで。

相手の次元が低過ぎて、何からどう説明すればいいのかわからなかったのではないか。

多分、このパッパラパーにきちんと説明しようと思うと、それに時間を割くことになって、ともすればマジ説教になっちゃって、バラエティーじゃなくなってしまう恐れもあるし。

そうこうするうちに、とんねるずが悪ノリしてきて、盛り上がった空気の中、ますます口を挟める状況じゃなくなったんではないか。

この人たちに何を言ってもムダだ・・・と、悟ったんだと思う。

そして小娘に対してはこうも思ってる。
「調子にノッてるけど、どうせこの業界にいられなくなるだろうし、ほっとこう」。

コメント