初期はハードにキメるべし?

前回からの絡みで、光ゲンジについて。
まーとにかく、ジャニーズで歴代1位のブレイク度。

で、この人たちの何がスゴかったかって話だけど。
特にスゴさはないんだよな、これが(笑)。 とにかく人気がスゴかったっちゅー。

ただ言えるのは、7人もいるのに、私の周囲では見事に「推しメン」がバラけてた。
好みが偏らないのよ。 ってことは、それだけファン層を拡大できてたってこと。
これはジャニー社長の采配によるところが大きいな。

今では、ジャニもタレント化してるから、キャラなんかも「推しメン」を決める時の要素になるけど、当時の決め手はほぼ「顔面オンリー」だもんな(笑)。
それでこれだけバラけるってスゴいことだよ。

そして、何と言っても、曲の良さ。これにつきる。
デビュー曲とセカンドシングルのクオリティーがめちゃくちゃ高かった。

サードシングルの『パラダイス銀河』が一番売れたけど、もしこれがデビュー曲だったとしたら、あそこまで爆発的に人気が出たかはギモン。

ジャニーズのデビュー曲は、全般的に粒ぞろい。
(関連記事・・・幡 蒼子のおこりんぼ日記3: ジャニーズのデビュー曲に良曲多い件
そして、マイナー調で疾走感のあるカッコいい曲調のものが多い。

デビュー曲の売り上げが100万枚を超えたものを挙げると・・・
・近藤真彦 『スニーカーぶる~す』
・キンキキッズ 『硝子の少年』
・カトゥーン 『Real Face』

ほら、どれも見事にそんな曲調。

近藤真彦はセカンドシングル『ヨコハマ・チーク』で、メジャー調にシフト。
すると売り上げが半減してしまう。

それと同じパターンで、少年隊も、『仮面舞踏会』から『デカメロン伝説』へのシフトで売り上げ半減。

一方、キンキキッズは、セカンドシングル『愛されるよりも愛したい』でもマイナー調をキープ。
すると売り上げはほとんど落ちなかった(どちらもミリオン超え)。

それと同じパターンで、シブがき隊の『NAI NAI 16』から『100%・・・SOかもね』へのシフト、光ゲンジの『STAR LIGHT』から『ガラスの十代』へのシフトでは、むしろ売り上げ増となっている。

マイナー調の曲が好まれる傾向がある。
陽気な曲を笑顔で歌うことって、実はそんなに望まれていないんじゃなかろーか。

ところで、スマップである。

デビュー曲の売り上げが、15万枚と極端に低い。
セカンドシングルはもっと低い。

バンドブームが到来し、歌番組が次々と消え、アイドル不遇の時代のデビューだったとは言え、売れなさ過ぎだろ。

デビュー曲もセカンドシングルも、ノー天気な(笑)メジャー調の曲であった。
しかもパジャマみたいな衣装(だったと記憶する)で、カッコ良さのかけらもなかった。

『STAR LIGHT』や『ガラスの十代』を与えられていたら、最初から売れてたんだろね。
でも、不遇の時代があったからこそ、今があるんだから、何が幸いするかわからんねー。

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