ずっと「モーニングみじめ」だった

保田圭がモー娘に入ったばかりの頃、「可愛い」とも「可愛くない」とも思わなかった。

途中から眉毛が変わったんかなー。異常につり上げて描くようになったと思う。
その辺りから「ちょっとヘン」と思い始めたかも。

やっぱ『うたばん』での貴さんのイジリが決定打だね。
あの人の「ブスいじめ」はえげつないから。それで「ブスキャラ」が根付いちゃって。

でも、「人気がない」「注目されない」で悩んでいた保田は、イジられることで「注目されない」が解消されるわけだから、まぁまぁ嬉しかったのだという。
・・・完全に狂ってますね(笑)。

でもさ、性格的に三枚目(お笑い芸人的)でもなく、面白いこと言えるわけでもない彼女が、容貌的なことでイジられまくるのって、完全に「イジメ」の画にしか見えなかったけどな。

キャラとしては自分なりに確立できたと思ってるらしいので、それはまぁいいとして、問題は本業である。

結局は、センターをやることもなく、ソロ部分も少なく、フォーメーションは常に目立たない位置で、テレビカメラにもなかなか映されない。

それなりに歌もダンスもこなせる彼女に、何のチャンスも回ってこないのである。
どんなに頑張ったって、回ってこないのである。その扱いは露骨ですらあった。

これはある意味絶望的だ。門前払いされてるのと同じである。
歌がダメとか、踊りがダメとかなら、頑張りようもあるが。

そして、そのような扱いのままモー娘卒業へ。
卒業後は、イジられ続けたのがアダとなって男性から敬遠されるし、ファンすらいないことにも気づいたのだそう。

先日の『しくじり先生』では、「その人にしか出来ない役割がある。必要としてくれる人がいる。ビリの自分でもきっと誰かの一番になれる。あなたも一番になれる居場所がある」と熱弁をふるっていた。

しかし、ブスキャラを受け入れたにもかかわらず、本業ではチャンスすら与えてもらえなかった状況を考えると、その言葉をどう咀嚼すればいいのかわからなかった。

※関連記事・・・幡 蒼子のおこりんぼ日記3: 保田のドリームを叶えてやれ

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