宇多田の破壊力が凄まじかった件

前回、平家みちよの記事(→ コチラ)を書いた時に思い出したのよね、この曲を。



アレンジもいいしさ、この曲、好きだったなー。
ハロプロのシャッフル企画で生まれたグループのひとつ。

もはや平家みちよはソロでの活動がほとんどなくなってる時期。
こういう企画モノでしか歌う機会がなかった。
当時も、「さぞ辛いだろうな」と思いながら観てた。

さて、平家みちよを完全に食ってしまったモーニング娘。
同じ時代を駆け抜けた女性アーティストとして、宇多田ヒカルがいる。

その宇多田ヒカルのことを、小室哲哉が「僕を終わらせた」人物であると言っていた。
いやこれは決して恨み節ではないと思う。宇多田への最大の賛辞だ。

正確に言えば、宇多田の出現前に、すでに小室サウンドの威力は風前の灯となっていた。
虫の息だったのに、完全に息の根を止めちゃったのが宇多田である。

小室ファミリーだけではない。
そこらへんの女性アーティスト(SPEEDなんかも)をぜーんぶ蹴散らして、一掃しちゃった。

そして、同時期にデビューしたモー娘や浜崎あゆみと(ヒットチャート的に)共存していく。
1999年は、女性アーティストの転換期と言えるだろう。

宇多田の出現には、業界人も一般人も、ド肝を抜かれた。
どこをどう切り取ってもスゴかった。

容姿なんて二の次だった。
まずは、その才能に、その歌声に、日本人はホレた。

でももし、小室のオーディションに宇多田が現れても、選ばれなかったと思う。
だって結局、鈴木あみとか華原朋美系のお顔がお好みなんでしょーし(笑)。

平家みちよとモーニング娘が選ばれたオーディションも然り。
何千人も応募があったのなら、宇多田のような珠玉の歌声の持ち主だっていたはずだ。

日本人だって、容姿なんかより歌声になびくこともあんだぞ。
そこらへんのことをね、音楽業界のおエラ方には忘れてほしくないね。

いや別に宇多田の容姿をどーのこーの言うわけではないよ?
もはや彼女に関しては、容姿なんて関係ない次元なワケじゃん?
もういろんなことが突き抜けてるワケじゃん?・・・それが言いたいのよね。

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