ヒムロックに見る引き際の美学

ミュージシャンは耳をやられるケースが多いね。
やっぱライブでの大音響が影響してるんだろね。

これからの時代、ミュージシャンは、ますますライブ活動中心になっていくだろうから、そういうケースがどんどん増えると思う。

それで氷室京介も、活動休止へ。
残念なことではあるけれど、引き際としては、とっても美しいと思う。

どの程度の聞こえなさなのかはわからないが、おそらく自分の中ではとてつもない違和感を感じていて、「これでは最高のパフォーマンスができない」と思ったのだろう。

彼って、完璧主義者なんだよね?

ファンが違和感を感じる前に、自分で終止符を打つ。
・・・ファンは「ガッカリ」だろうが、去り方としてはとっても美しい。

あぁ、BOOWYの解散も、ヒット曲を連発してた「絶頂」の時だった。

バンドのヒストリーが語られる時に、よく「人気絶頂期に惜しまれつつ解散」などと言われるが、これはBOOWYにだけ当てはまる。

それ以外のバンドは、ほぼ「人気が下降しまくって解散」なのである。

だから、BOOWYというバンドは「伝説」になった。
ファンは「ガッカリ」だろうが、解散の仕方としてはとっても美しい。

私、BOOWYはそこそこ好きだったのに、ソロになった氷室京介には全く興味がなかった。あれって何なんだろなー。
バンドとしての画ヅラに魅力を感じてた点もあったんかなー。

あ、話がそれちった。
ま、とにかく、「定年」がない世界なので、自分で引き際を決めなきゃいけない。

老齢で、明らかにろれつが回っていないタレントとかいるじゃない?
本人も自覚してんだか、してないんだか(多分してない)。
相手は大御所だから、周りも「そろそろ引っ込んだらどうですか?」なんて言えないし。

もうね、早い段階でちょっとでも自分で違和感を感じたら、引き際を考えてほしい。
視聴者に違和感を感じさせる前にさ。

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