L⇔Rのボーカルが仕分けられちゃった

L⇔Rのボーカルって、あんな歌い方でしたっけ?
『関ジャニの仕分け∞』の中の「カラオケ得点対決」で、黒沢健一が登場したのである。

今年に入って彼をテレビで観るのは2回目。
去年まで10年以上、観ることはなかったというのに。

この番組の前には、『1番ソングSHOW』で観た。
活動休止理由なんかを語ってた。

そして今回の「カラオケ得点対決」である。持ち歌で挑戦者と勝負だ。
ど、ど、どーしたというのだ!?

草野マサムネ氏に置き換えて考えてみる。
10年以上バンドが活動休止状態の中、テレビ番組の「カラオケ得点対決」のコーナーでひょっこりマサムネ氏が登場したら・・・私はショックだ(笑)。

しかも、黒沢健一って、あんな歌い方でしたっけ?
私は最初、フザけてんのかと思ったの。
何か、金八先生のモノマネをしてる芸人みたいに見えて。

でも、ご本人はいたって真剣。
久々のテレビでの歌披露とあって、リキが入りすぎちゃったのかなぁ。

・・・で、カラオケ得点で、挑戦者に負けちゃうんである。
えーーーッ、ちょッ、切なすぎるじゃーーんッ!

もちろん対決した歌は『KNOCKIN' ON YOUR DOOR』。ドンドンッ♪

何か「運よくドラマタイアップになった曲が大ヒットしただけの一発屋バンド」と思っている人がいるかもしれないが、このバンド、実はこの曲がヒットする前から、業界関係者の評価がすこぶる高かったみたい。

つんくもシャ乱Qが売れる前、「音楽的評価が高く実力のある、L⇔Rとミスチルとスピッツを目標にしなさい」と事務所の社長に言われたらしい。

シャ乱Qって、L⇔Rやスピッツと同じ年にミリオンヒットでブレイクしたから、社長にそう言われた時は、L⇔Rとスピッツがまだブレイクしてない頃だったと思うのよね。

ここで、彼らがブレイクした95年のシングルヒットチャートを紹介するわね。
 1位 LOVE LOVE LOVE/DREAMS COME TRUE 
 2位 WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント/H Jungle With t 
 3位 HELLO/福山雅治 
 4位 Tomorrow never knows/Mr.Children 
 5位 シーソー・ゲーム~勇敢な恋の歌~/Mr.Children  
 6位 Hello,Again~昔からある場所~/MY LITTLE LOVER 
 7位 奇跡の地球(ほし)/桑田佳祐&Mr.Children 
 8位 TOMORROW/岡本真夜 
 9位 ロビンソン/スピッツ 
10位 LOVE PHONTOM/B'z 
11位 CRAZY GONNA CRAZY/trf
12位 【es】~Theme of es~/Mr.Children
13位 ねがい/B'z
14位 love me,I love you/B'z
15位 masquerade/trf
16位 KNOCKIN' ON YOUR DOOR/L⇔R
17位 ら・ら・ら/大黒摩季
18位 MOTEL/B'z
19位 ズルイ女/シャ乱Q
20位 GOING GOING HOME/H Jungle With t

アイドル系がいないのよ!すごくない?
なんちゅーかこう、実力派のミュージシャンがズラリってカンジ。
そして今も第一線で活躍している人たちの多いこと!

まだ小室ファミリーでチャートが埋め尽くされる前の年だしね。
何だか健全なチャートだなぁ・・・(しみじみ)。

L⇔R、スピッツ、シャ乱Q以外にも、ブレイク組が多数。
ヒット曲が特に量産された年だったね。

しかし2年後、L⇔Rは活動休止へ・・・息切れしちゃったみたい。早かったなぁ。

※関連記事・・・幡 蒼子のおこりんぼ日記3: 90年代~2000年代のJポップを語る

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