中島の中島による中島のための記事

17日付の朝日新聞の「リレーおぴにおん」というコーナーに、中島知子が登場。
芸能生活について語ってた。後半はあの騒動の話。

復帰後、意外と「金スマ等々の番組に引っ張りだこ」っちゅー感じにはならんかったなー。
もう今では世間の関心もめっきり薄れている。

でも、引っ張りだこにならなかった理由が、その記事から何となく見えてきたんである。
とにかく読後感がスッキリしなかった。モヤモヤが残る感じ。

「収入が増えたと同時に、家族が経済的に寄りかかってきた」らしい。
芸能人をやってる身内に家族がタカる、というケースは結構ある。

どの程度の依存なのかは知らないが、彼女の家族って、例の騒動で彼女を救出するために奔走してくれた人たちだよね?

ま、彼女からすればそれも「あいつらは、私のカネを他人に持って行かれるのが悔しいだけやねん」ってことなんだろーけど。

しかも「家族が嫌いやったから早く家を出て芸能界に入ったのに」とまで言っていて。
身もフタもないよなー。その後もいっさい家族へのフォローはなし。
家族のイメージを悪くしたまま、話はどんどん進んでいく。

「信頼していたマネジャーが、コンビの相方と何も言わず独立してしまい、家族も事務所も、誰も信じられなくなった。人間不信になった。精神的に追い込められた」と。
まぁ全てが「人のせい」であり、「自分は被害者」というスタンス。

「自分では思ってもいない方向に話が転がって、騒動が大きくなった」とも。
「洗脳なんかされていないのに、『洗脳、洗脳』と騒がれて、病院送りにされた」ということなのだろう。むしろ洗脳されていた方がよかったのかもしれない。いつか解ける時が来るから。

最後は「月1回ライブハウスで歌ってます。これからは自分のやりたいことをやっていきます。芝居もやりたい。グラビアもバラエティーも」という内容で締めくくっている。
しょっぱいなー。現在、仕事を選べる立場ではないし、ニーズもないと思うけどな。

というわけで、思ったほど(半生を語るような)番組からお呼びがかからない理由が見えましたでしょうか?

そういう番組では「私は悪くない。悪いのはあの人たち」という帰着点を望んでいない。
「他人のせいにしていた自分が間違っていた。心から反省しています」チャンチャン、でキレイに終わりたいのである。でも中島知子ではそれが無理なのである。

朝日新聞も、よくここまで一方的な記事を載せたよなぁ。

※関連記事・・・幡 蒼子のおこりんぼ日記3: 中島よ、嘘でも「洗脳」を認めとけッ

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