ドラマの中の気になる面々

高視聴率ドラマ『家政婦のミタ』さえ観てなかった私が、今シーズン、3つのドラマを夢中で観ている。近年まれにみる、(私にとっての)ドラマ豊作シーズンである。

*『サキ』・・・これはもう、『美しい隣人』を好んで観ていた私なので、外せない。
このドラマで、内田有紀が女編集長役をしているが、何か『最後から二番目の恋』でTVプロデューサー役をしていた小泉今日子の演技を意識してないか?(内田もそのドラマに出演)
意識してないにしても、台本がステレオタイプを描いちゃうのよね。女編集長と言えば、大体がガサツで男の部下を呼び捨て…みたいな。もういーよ、そのワンパターン。


*『おトメさん』・・・相武紗季にはいっさい魅力を感じないので、最初は観るのをためらった。
が、観てみると結構面白かった。いよいよ黒木瞳が年齢に抗うのを諦めて(笑)、姑役をやっている。でもやっぱ上手いわ、黒木瞳。それに対して、夫役の石田純一の演技ときたら・・・あんなにヘタでしたっけ? 目は泳ぐわ、口は回らないわ。昔、10代の宮沢りえの父親役に(なぜか)抜擢された蛭子さん(漫画家)の演技を思い起こさせる。それってどーなん。


*『夜行観覧車』・・・これが一番楽しみかも。
初回は、雨上がりの宮迫が標準語をしゃべっているのがムズがゆくて仕方なかった。関西の芸人を使うなら、関西弁でやってほしいと思うのは私だけだろうか。関西弁が必要ないなら、別の俳優でもいいのでは? それでも宮迫を使うのは、演技が評価されているからなのだろうか。

鈴木京香は一応「非セレブ主婦」という設定なんだけど、顔に気品がありすぎて、周りのどのセレブ主婦よりも「セレブ臭」が強い。そして宮迫と夫婦に見えない。鈴木の方が随分年上にも見える。

夏木マリがいい味出してる。
そして鈴木京香の娘役のコの演技がいい。「小学生でこんな演技ができるのー!?」と思っていたら、何とこのコ、15歳だった。小柄で童顔だから、小学生の役も全く違和感なくこなしてた。そして今は中学校入学後のストーリーへ。小柄なことはいいことだ。


さて、残念ながら脱落してしまったドラマもあるの。
*『最高の離婚』・・・役者の演技がネックとなってしまった。

尾野真千子の演技が過剰で疲れてしまう。声も耳障り。必要以上にガサツで下品な女を演じ過ぎ。そして怒鳴り過ぎ。大声で怒鳴りちらしゃいいってもんじゃないだろ。
以前、この人の出ている単発のサスペンスドラマを観たことがあるが、しょっちゅう狂気じみた怒鳴り方して、疲れるのなんのって・・・過ぎたるは及ばざるがごとし。

逆に真木よう子は、演技を抑えすぎてヘンなことになってる。
上手い役者じゃないと、抑えた演技はキマらない。だから案の定ヘンなことになってる。


・・・というワケで、最優秀演技賞を『夜行観覧車』の鈴木京香の娘役のコに差し上げる。
杉咲花チャンね。クックドゥーのCMでおなじみ。名字と名前の境目がわかんない人は自分で調べてね(←意地悪)。

あ、最後に。その『夜行観覧車』の主題歌は A I が歌ってるんだけど、未だに男性韓流歌手(東方神起的な)が歌っているようにしか聴こえないのは、私だけじゃないハズ(笑)。

コメント

  1. NHKのメイドインジャパン、3回しかやらないドラマですが、ちょっと面白そうですよ。

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  2. さとうさん、コメントありがとうございます。
    そのドラマ、全くのノーマークでした・・・

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