返り咲きを狙う40代の女優たち

中山美穂を見てると野沢直子を思い出す。

野沢直子…アメリカ在住だが、ちょくちょく日本に戻ってきてはバラエティー番組に出てくる。
でも、ノリが昔の日本のままなのだ。そう、彼女がアメリカに旅立つ前の日本のね。
その時代に「オモシロ」と認識されていたノリのまま。残念ながらそのノリ、相当古い。

中山美穂も、フランスに在住していて、ちょくちょく日本に戻ってきては仕事をする。
しかしどーも、今の日本の感覚とのズレを感じてしまうのである。
存在に軽やかさがないしね…髪型のせい?あの髪型、重いよねー。何とかしてほしい。
衣装のチョイスもね…。

しかもさー、向井理と共演した映画はパリが舞台。
そのパリで、年下のイケメン日本人男性と運命的な出会い…古くせー!
今や別に憧れの都市がパリでもないし、憧れの女性が中山美穂でもなかろーに。
その映画、向井理目当ての女性が観に行くぐらいじゃない?

鈴木保奈美や山口智子もテレビに戻ってきたね~、女優活動再開ってか。
ちなみに、かつて私はこの2人の演技が苦手だった。

鈴木保奈美なんかは、子離れのための芸能活動再開って言ってた。
…そんな身勝手な理由ってありますかい? 引退しといて。

山口智子は、ホントはCMだけでやっていきたかったんだと思うが、そのCM依頼もどんどん激減しちまって、「ドラマやるしかないかー」ってことなのかなーと(憶測)。

そんな長期間のブランクを経た女優たちに漂うのは、ハンパない90年代臭ね。
演じる側が醸し出すのか、観る側が勝手に感じ取るのか。
もう、家でじっとしときゃいーのに。

鈴木保奈美の方のドラマをチラッと観たんだが、平凡な主婦が、思春期の子供には邪険にされ、夫には浮気をされ、姑には嫌味を言われ、誰からもホメられることのない家事に追われ、「私の人生、このままでいーの?」との葛藤がベースになったドラマ。

ありがちなのよね、このパターン。大体、主婦が主役のドラマってこんな設定。
あ、ドラマじゃなくても、実生活で子どもの親離れが近づいてきて「私の人生、これでいーの?」って思って、芸能界に戻ってきた張本人が鈴木保奈美じゃん。

一方、そんな主婦の役などやったことがないんじゃないかと思われるのが天海祐希。
今回の新ドラマもそうだが、大体いつも「独身キャリアウーマン」の役。

このパターンのドラマも実に多い。
30~40代の女性で独身の役なら、必ずバッリバリのキャリアウーマンなのよね。
笑っちゃうぐらいのステレオタイプ。で、この人たちも「私の人生、これでいーの?」と思ってる。

あ~あ、逆に天海祐希がどっぷり専業主婦を演じる姿でも観てみたいもんだわよッ!

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