審判はツライよ・・・サッカー編

五輪男子サッカー「日本 対 メキシコ」戦で、華麗なゴールで先取点を奪った日本であるが、相手のオフサイドが見逃されて同点ゴールを決められ、ショックもあってか、その後ズルズルと点を取られてしまった件。

「オフサイドが見逃されてなかったら…」と思うと悔しくてしょうがなく、知人らの前でグズグズと恨み節を言っていたら、年下の知人から「幡さん、スポーツに誤審はつきものッス。審判をどう味方につけるか、ということが大事なんス。ファウルをファウルと感じさせないワザ、というか。日本はサッサと気持ちを切り替えて点を取らなきゃいけなかったんス」と言われてしまった。
あーたみたいに達観できないよ…あたしゃ。

確かににんげんだもの(みつを?)、ミスはあるわさ。
審判って仕事が、いかに精神的に大変であるのかも想像できる。
でも誤審前提となると、試合の勝敗って「運」の比率がグーンと高まらない?
それってどーなの? 何なの、スポーツって…。何なの、オリンピックって…。

特にサッカーはジャッジが危ういじゃん。
極端なこと言えば、相手に足を引っ掛けられたフリして大げさにコケたとしても、相手のファウルになることもあれば、「ワザとこけた」とみなされてこっちの反則になることだってあり得る。
それでは天と地の差がある。

ワザとコケてるケース、結構多いね…スローで見たらよくわかる。
相手にボールを奪われると、自分から崩れるようにコケてる…見てて結構恥ずかしい。
釜本さんの時代の映像見てると、今みたいにコケまくってないけどね。

今のサッカーって、スポーツらしさが失われつつあるね。
何か、上手くダマせたもん勝ちってのも、どーなのかね。

結局さ、日本女子サッカーも決勝戦で誤審に泣いた。
アメリカの「ハンド」も「日本選手を抱え込む行為」も見逃されてしまった。
ホントだったらPKモノ。そして日本が優勝してた…ハズ。
こんなことを言うのが大変女々しいことだとは分かってるんだけど。

表彰式でのなでしこのおちゃらけた態度が一部で批判されてるみたいだが、あれは決して浮かれてるんじゃないゾ。ヤケになってるのだ。もうね、あーすることでしか気持ちの持って行きようがないんだと思う。金メダル獲ってたら、逆にちゃんとしてたんじゃないかな、と思う。

男子はメダルを期待され、女子は金メダルを期待され、一時は「男子も女子も金メダルか!?」なんて言われて「オイオイ…」と思ったが、結局フタを開けてみれば、男子はメダルなし、女子は銀メダルに終わった。でも本当に健闘してくれたと思う。

女子にかける言葉が難しい…メダルを獲っているのだから「残念でしたね」もおかしいし、金メダルをめざしていたのだから「おめでとうございます」もちょっと違う気が…。

今回の結果で、ちょっとだけホッとすることがある。
日本人のバカ騒ぎを目にしなくて済むということね。
男女とも最終戦で勝利してみ?とんでもないお祭り騒ぎになるだろ?

それにさー、いちいちスポーツカフェなんかでテレビ取材しなくていいっつーの、サポーターが見苦しいから。ロンドンに行けないのなら、自宅とか友人宅で応援すればいいものを、何であの人たちはあーいう所に集いたがるの?映像観ながら、現地さながらの応援してさ、ビンボーくさいんだけど。

フジの笠井アナが、澤選手の今後について「はたして結婚という道を選ぶのか」などと、何の根拠もないのに一人で盛り上がり、澤の母親にまで「結婚なんてことはないですかぁ?」などと質問し、相変わらずのトンチンカンぶりを発揮していた。

どーも笠井の頭の中には「引退=結婚」という図式しかないようで。
それはまるで寿退社が当たり前と考えている団塊世代のオヤジのようであった。

日本女子サッカー界に大きく貢献し、女子サッカーのシンボルのような澤選手が、引退後に残された道が「嫁に行くこと」だけなんて、むなしすぎるだろッ!バカかッ!

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