スピッツは歌詞かメロディーか

今度は、公式発売した全219曲をデジタル配信するんだとよ。
この「大盤振る舞い」をどう見るか。私にはちょっぴり節操がないようにも見える。

スピッツ特有の「こだわり」はどこ行った?
こだわってばかりもいられない時代になったのかもねー。
なかなか音楽業界、キビシイっすから。

過去のブログ記事(
幡 蒼子のおこりんぼ日記3: 言葉ははかないから写真なの?でも述べてるけど、カバーアルバム出したり、写真集出したり、今回のデジタル配信といい、最近ホントに不思議な動きを見せてます。でも肝心のシングルやオリジナルアルバムはまだなのよねー。

さて、このたびはスピッツアンケートへのご協力ありがとうございました。
「歌詞」「メロディー」「歌声」の中で、「歌声」を評価する人が一番多かったです。やっぱりなー。
マサムネ氏は元々ボーカルをやるつもりじゃなかったらしいが、ダメらしいっすわ、あーたの歌声じゃないと。

そして私の中で決着をつけたかった問題…「スピッツは歌詞とメロディーのどちらがすばらしいのか?」(←別に決着つけるようなもんでもないがな)。
 

さてその結果は…歌詞よりもメロディーを評価する人の方が多数。

歌詞ってさー、マズいよりもそりゃステキな方がいいに決まってるけどさ、例えば洋楽なんて、いちいち歌詞を噛みしめながら聴く~?って話。そりゃメロディーが大事だろって思うんだ。

でもここで、スピッツ特別企画 「他の人はそうでもないかもしれないけど、自分はちょっぴり魅かれるフレーズ」ってのを披露しよう
ではないか。

『歩きだせ、クローバー』
♪泣きながら笑い出し 「嬉しい!」と何度も叫び 寝転がって眺めた君のカード 胸にあてる…君からのカードをだね、胸にあてるわけだよ。その時の表情まで目に浮かぶようだ。

『仲良し』
♪いつも仲良しでいいよねって言われて でもどこかブルーになってた あれは恋だった…これは珍しくストレートな歌詞。それだけに新鮮。17歳の子が12歳の時のことを回想しているような印象。それを作って歌ってるのは三十路(当時)の男なのだが。
♪サンダル履きの足指に見とれた 小さな花咲かせた あれは恋だった…出た!フェチ! 「小さな花咲かせた」がイイね。心にね、咲いたんだろね。

『花の写真』

♪大げさにはしゃいでいても 鼻がツンとくる…「切なくなる」とか「胸が痛い」とかよりも気持ちが伝わってくる。

『ハヤテ』

♪言葉はやがて恋の邪魔をして それぞれカギを100個もつけた
♪何となく君の声が聞こえて はりきってハートを全部並べて
…これはもう独特のキュートな感性のなせるワザだと思う。

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