徳永の歌はそんなにありがたいのか

もう何も言うまい、と思ったのだ。
VOCALIST VINTAGE徳永英明が続々とカバーアルバムを出すことについて。

もう何か言ったって、どーせ出すんだもん。
何が何でも出し続ける、というような決意さえ感じる。
「オレはこれで食っていく!」と心に決めたかのようである。

自分の才能は枯渇しても、世に歌は無尽蔵にあるからな。
(別に徳永の才能が枯渇している、という意味ではない)
とうとう60年代の邦楽のカバーにまで着手してしまった。

何も言うまい、と思ったのに、何で私は言ってしまっているのか。
それは、ちょっと別のことが気になったからだ。
最近の、アトムのごとく黒光りした頭のことか?いや違う。

音楽番組で、「今まで徳永さんがカバーしてきた曲で~す」と言って、パネルでど~んと紹介されることが多い。「カバーアルバムの売上がトータル○百万枚なんですってねー」なんてことも言われる。

そこまではいい。それ以降に繰り広げられるやりとりが気になるのだ。
「これらの曲の中からリクエストで、ワンフレーズ歌ってもらっていいですか」ってな展開になる、必ず。徳永は「いいですよ」と得意気。そしてリクエストされた数曲のサビ部分を歌いあげるのである…聴いてる誰よりもウットリしながら。

そこにいる人たちは、もうありがたがらないとしょーがないワケである。
歌が終わるたびに拍手しながら「あぁ、イイなぁ~、すばらしい!」ってなことを口ぐちに言う。
歌ったところで他人の楽曲なんだが。

この画ヅラ、何かに似てるなぁ~と思ったら、ものまね芸人がトーク番組なんかで、ものまねのレパートリーが書かれたパネルの中からリクエストされて披露するのに似てるわ…「じゃ、○○さんのマネやってみて・・・わー似てる、似てる」みたいな…なんちゅー予定調和。

いや、もっと言えば、グラビアアイドルが「得意なセクシーポーズしてみて」と言われて、その場で得意気にやってる感じか…「わーエロい、エロい」みたいな。

…それぐらいの恥ずかしさなのだ、観てる私の方がな。

コメント

  1. 私も同感です。今回特にTVに出すぎ安売りしないほうがいいのにね。

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  2. コメントありがとうございます。

    徳永英明の歌声、わりと好きだったのに、もう今は好きだと言えないッ!

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