未だ定まらない藤井隆のキャラ

NHKの『ミュージックポートレイト』という番組に、松田聖子と藤井隆が出ていた。
2人が出演するこの番組を観ない理由が私にはない(まどろっこしい言い方…)。

あれ?この2人の組合せって初めてじゃない気がする…あ、そうそう、デュエットCDを出したことがあるわ、結局コケちゃったけどね。

さて、皆さんにも「結婚されてショックを受けた芸能人」ってのが1人や2人、いることでしょう。
私は何とこの藤井隆だったんである…もう10年近く前かな。

ときどき垣間見えたり周囲の人から漏れ聞こえてきたりする「素」の部分に惹かれていたんだな…シャイで、礼儀正しく、誠実で。

今回この番組でも、後からやってきた聖子に対して90度のおじぎで出迎えた。

結婚相手が乙葉というのもねぇ…別に好きでも嫌いでもなかったが「グラビアアイドル」というのがねぇ…「ヘアメークさん」なんかだと良かったのだけども(←勝手なこと言ってる)。

結婚後、奇抜なパフォーマンスを封印した。
私はそれが乙葉の意向なのだと思っていた。

しかし、この番組で藤井隆はポロッと漏らすのである。
「演じるキャラと本当の自分とのギャップに苦しんでいた」と…。

その心情の吐露に、私は違和感を感じてしまった。
えーーと、そのキャラって自分が作り出したもんだよね?

ハイテンションなオカマキャラ(藤井はノンケ)で一躍人気者になったけど、そのキャラを続けるのはしんどいから、素の「マジメ」な部分でタレントをやっていきたいと?そんなのおもろいか?

ほとんどの人がアナタの「素」の部分に気づいてましたけど?
それで、より好感を抱いていたハズなんですけど?

お笑い芸人は、私生活ではネクラな人が多いと聞く。
ナイナイの岡村も、ひどく無口だと。でも岡村はそのギャップに悩んではいない。

てゆーか、その悩みが根本的におかしいと思うのだ、お笑い芸人として。
例えば、イケメン俳優が爽やかな役ばかり与えられて悩む…というのとはワケが違うのだ。
バカをやりたくて芸人になったんじゃねーのッ?ってハナシ。

結局、オカマキャラ&奇抜なパフォーマンスを全て封印した結果、仕事が減った。フツーの好青年風芸人に需要はない。

奇抜なオカマキャラと、そこから漏れ出る生真面目さとのギャップが面白かったのに。完全にお茶の間の需要を読み違えたなぁ。

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