CMソングとしての『スカーレット』

戸田菜穂と言えば、私の中では「笑顔が引きつる女優」。
もうず~っとこのイメージしかない。

「笑顔が引きつる」ということは「無理やり笑っている」ということで、それはつまり「自然な演技ができていない」ということであり、結局「女優が向いていないんじゃないか?」という結論に達する。

そんな戸田菜穂が三井生命保険のCMに出演している。
CMソングはスピッツの『スカーレット』。

この曲が恐ろしいほど映像にマッチしている。
生命保険会社のCMとしても合っているのだろう。
余談だが戸田菜穂の笑顔も引きつっていない。

かつて『シロクマ』が使われたメナードCMとは大違いだ。
ありゃ、違和感しか感じられなかったもの。
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しかし、今回のCM内容(演出?)はいただけない。
母親役の戸田菜穂が赤ちゃんを突っつきすぎ…いや、それには目をつぶろう。
え~と、観てて何か恥ずかしいのである、過剰なまでの愛情アピールが。
「ママでちゅよ~」を超えたな、ありゃ(何じゃそら)。

さて『スカーレット』である。
私は過去のブログ記事でも『スカーレット』について触れているが、評価は低めである。
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しかしこの曲はヒットしたし、スピッツの曲の中でこれが一番好きという人も身近にいる。

そんな私も、今回のCMでこの曲の良さがわかったよーな気が…。
この曲はCM向きだな(そーいうことか?)。

それにしても何だね、ひと昔前のヒット曲をCMソングにする手法が横行しているね。
ミスチルなんかもそーじゃん、いくつもいくつも流れてんじゃん、昔のヒット曲が。

やっぱ新曲だとファンしか食い付かないけど、昔のヒット曲を流せばもっと多くの人が曲に釣られてCMに注目すんじゃん?だからだろうなぁ。この不況の中、何とかしてモノを売りたいだろうし…できるだけローリスクで。昔なら、売れっ子アーティストの新曲をCMソングにするのがステータスだったんだろうけど。

ますますヒット曲が生まれにくい世の中になってんね。

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