おるたなきくのおくれたな

おるたなやっと知人から借りられましたの、『おるたな』を。

私、スピッツファンだけど、スピッツのものなら見境なく(←失礼!)買うという盲目的なタイプではなく、自分の中で「買う、買わない」を冷静に仕分けるタイプ(「ケチ」とも言う)。

それがポリシー(「ケチ」とも言う)。


さて一通り聴いてみての感想は…「買わなくて良かった」。
ちがうッ、ちがうッ、内容が良くなかったってことじゃなくて、ポリシーを曲げてまで買うようなものではなかったというか…可もなく不可もなくというか。

カップリング曲中心ということで、やはり王道からは逸れた感じの曲が多い。
私は過去に、スピッツファンは(曲の嗜好的に)過激派と穏健派に分かれるということを述べている(幡 蒼子のおこりんぼ日記3: バニーガールに恋する凡人)が、これは過激派が好みそうなアルバムだな、と思った。

そしてやたら一本調子で繰り返しの多いものが目立つ(『リコリス』はその最たるモン)。
私、そーいうの、ちょっと苦手…。

ところで、私がこのアルバムで一番好きなのは『14番目の月』(byユーミン)。
次が『初恋に捧ぐ』(by初恋の嵐)ね。この曲ってこんなに明るかったのね。勝手に暗い歌を想像してた(笑)。それにしてもこの曲、ものすごく完成度が高い。聴かせどころがたくさんある。

私ね、この上記2曲のように、メロディーにドラマチックな展開がないとヤなタイプなのね。
あれ?2曲とも、スピッツの持ち歌じゃないね(…冷や汗)。

だいじょぶ、だいじょぶ、3番目に好きなのが『オケラ』だから。
「蛾になって」が「ガンになって」に聞こえるのが気になるが…あそこはどー考えても2文字だろッ。2文字の虫なんて他にたくさんあるのに。でもマサムネ氏なりのこだわりがあるんだろな…凡人にゃわかりませんが。

このアルバム、Amazonでは購入者から最高の5つ星評価を驚くほどたくさんつけられているんだけれども、私の評価は「星みっつッ!!」(←マチャアキ風に)。

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コメント

  1. こんにちは。
    やっと聴きましたー。評価は・・イマイチ!(マチャアキふうに)
    なんて変な曲が多いの…ヘンていうか・・駄作??いやワザとなのかもしれないけど。やっぱ人間、いや、アーティストって、ピークってあるのかしらんと思ってしまいました。リコリスとかシャララとか・・なんなんだ・・・聞くに堪えんレベルーぅ(じゃあ聴くなって言われそうですが)。わざとイマイチな楽曲にして、自らボーカリストとしての力量を試してるのかとすら思ってしまいました。どうなんでしょう?
    三日月ロック3は人気があるだけのことはあるけどそれ以外は・・・初恋に捧ぐもいいですね。あ、でも人の曲・・・花花のはカバーするほどかぁ?とか。あぁでも考えたらB面集(言い方古いですね;)だものね。そういやミスチルのB面集も酷かったものね、個人的には。その後『ハチミツ』(アルバム)を聴いてホレボレしたのでした。。

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  2. spikoさん、コメントありがとうございます。

    いやぁ~、いつになく辛口ですね(笑)。
    「イマイチな楽曲にして、ボーカリストとしての力量を試してる」とは、斬新な切り口ですね…なるほど、なるほど。

    私も何故あれほどまでに評価が高いのかわかりませんッ!
    なんか「やっつけ」的な曲が多いですよね?
    タイトルだって「仮タイトルのままか!?」って思うようなものが多い。

    ま、所詮「B面集」ですものね…。
    でも昔の松田聖子のB面は珠玉の名曲ぞろいだったのですよ。

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