愛のことばのナゾが解けた日

結局私は『愛のことば』が一番好きかもなぁ。
しかしスピッツの曲の中で一番意味不明な歌詞であるし、そのPVは不気味な仕上がりだ。

だが、そんなことを凌駕するほどのメロディーの良さ。
それに何ともベースの音が魅力的な曲だ。優しく胸を打ってくるカンジ…。

歌詞については「ワケわからんな~」と思いながらも、好んで聴いてたわけだが、今日この曲が「反戦歌」だという噂を耳にして…。

あ、腑に落ちた。
ワケのわからなさがすべて解決した。

いや、実際には反戦歌かどうかはわからない。
マサムネ氏は自分の書く歌詞の解釈について明言しないし。

でも戦争のことを歌っていると感じたファンは多いことだろう。
私は全く気づかなかった…鈍いのかなぁ。
「不気味だ」「不可解だ」なんてことばかり言ってた自分が恥ずかしい。

冒頭の「限りある未来を搾りとる日々」というフレーズで早くもジ~ンと来る。
そうか…そういう意味だったのか…。

そして最大のナゾ「雲間からこぼれ落ちてく神様たち」というフレーズも、私なりに解釈することができる…「神様たちが雲に乗りきれないほどたくさんいる」ということで、それだけ「失われた命がたくさんある」ということじゃないかなぁ。

もひとつのナゾ「彼らの青い血に染まった何となく薄い空」…生きている者の血は赤いのだから、「青い血」で何を表現したいのかがわかる。

スピッツの歌詞を深堀りするのは趣味じゃない。
ただ、この曲はあまりにも不可解だったもので。

(自分なりに)謎がとけて霧が晴れたようにスッキリしたが、同時に、この曲の持つ重い意味を噛みしめながら聴くことになるのだ、これからは。

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