聖子とキジマはメスのプロ?

「何であの程度の女(キジマ)に複数の男たちが巨額のカネを貢いでいたワケ!?」と、ご立腹のご婦人たちがわんさといることだろう。

私は立腹しない。「あの程度」だからこそ、むしろ「スゲー!」と思う。
「あの程度」だからこそ、努力していろんなテクを身につけたのだと思う。

裁判を傍聴した多くの人たちが、彼女のことをホメている点も見逃せない。
「髪がキレイ」「声がキレイ」「服装に気を配っている」「話し方が魅力的」…

写真じゃちーっとも伝わってこない魅力が、生身の彼女にはありそうだ。
メス(女)のプロ…そんな言葉が浮かんでくる。
そして芸能界でもそんな女が…松田聖子である。

彼女がデビューした頃、私はほんの幼児ちゃんだったが、アイドルにもかかわらず、あまりにも地味な顔立ちをしている彼女に面食らったのである…当時の私は、アイドルを「お人形さんのような顔をした人」と、とらえていたから。

そのことを彼女自身もわかりすぎるぐらいわかっていて、地味な自分をいかに可愛く見せるかという研究(?)に夢中になっていく…。

・地味な衣装は拒絶し、フリフリのドレスをスタッフに要求。
・髪型も自分で決める…世に言う「聖子カット」の誕生。後に「聖子カットブーム」を巻き起こす。
・自分の顔を調べつくした上での自己流メーク(まつ毛をカールさせ、マスカラやアイラインをしっかり施し、チークは高めの位置に入れ、唇はグロス程度)で、何とも可憐な顔立ちに。
・レコードジャケットや雑誌等でよく見られた「上目づかいで唇半開き」は、聖子お得意の表情。彼女の瞳と唇をより魅力的に見せる戦法(?)だ。
・「ぶりっこ」と呼ばれたしぐさ&ふるまいは、いっそう彼女を可愛らしく見せた。

…結局彼女は、他のどのアイドルよりも自分を輝かせることに成功したのである。

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