卒業式で『空も飛べるはず』?

あたしゃ、頭が固いのかな。
未だにディズニーランドでの成人式はけしからんと思う。
そんな成人式ならもう廃止してしまえ、と思う。
大人をも童心に返らせるような夢見心地な子どもっぽい場所で成人式とは何だ。

修学旅行でディズニーランドに行くのもどーかと思う。
かく言う私は、修学旅行でディズニーランドに行った張本人だ。
当時も「いいのか?こんな行き先で」と思ったものだ。

誤解を招いてしまったかもしれないが、私はディズニーランドが嫌いではない。
でもなんちゅーか、公的な場とプライベートで楽しむ場は区別されて然るべきだと思う。
「若者におもねってどーする」とも思う。

音楽の教科書にJポップを載せるのもどーかと思う。
そんな音楽は、学校で教えずとも子どもは勝手に興味を抱くのだからほっときゃいい。
それよりも、古き良き日本の唱歌やクラシックなど、子どもが喰いつかなさそうな音楽を教えるべきだろう。それが子どもの視野や世界を広げることになるのだから。

卒業式にさえJポップを歌っちゃうんだそう。
昨日、年下の知人が「中学校の卒業式で『空も飛べるはず』を歌いました~」って言ってた。

『空も飛べるはず』だ~ぁ!?
確かにいいフレーズもあるけど、不可解な部分も結構あるぜ?
卒業式で、歌詞の意味が曖昧なまま歌うのってどーなんだろ。
しかも「隠したナイフ」だなんて、中学生にはリアルなんだけどー。

そーいや、『チェリー』も音楽の教科書に載ったことあんだっけ?
何かチョイスが安直なのよね、世間で「いいうた」と言われてるものを載せてる的な。
ホントにふさわしいかどうかが吟味されていない気がする。

マサムネ氏は言葉を記号的に使用するから、学校関係にはふさわしくないと思う。
ま、『若葉』だったらいいかな…歌詞に不可解な部分もなく、健全な歌だから。

今じゃめっきり歌われなくなった『仰げば尊し』と『蛍の光』。
私はやはり、この2曲が歌われる卒業式が未だにステキだと思う。

この2曲について、個人的にちょっと悔やまれることがある。
歌詞についての解説がないまま卒業式(小学校の時だったかなぁ)で歌わされたことだ。
こんなに美しい日本語が使われているのだから、その言葉の意味を教え、歌詞を味わわせようとは思わぬか?教育者なら…。まさに自然な形での国語教育ではないか!

あれ?結局『空も飛べるはず』みたいに、歌詞の意味が曖昧なまま歌ってたってことか(笑)。

コメント