いくつになっても小泉今日子

『最後から二番目の恋』ってドラマを観た。
(リアルタイムではなく録画したものを。何せインフルでキツかったものですから)
小泉今日子の衣装が見たいってのも理由のひとつ。いつもドラマの服装がかわいーから。

何かいろんな人が出てたなー。旬の人は誰一人出てなかったがな。
別にそれでもいーんだが、森口博子や内田有紀まで出てきたから「アレレ?」って感じ。
一気に90年代臭が…。このキャスティングのコンセプトって一体…?

前々から思っていたんだが、森口博子は老けない。
このドラマでも抜群の若々しさだ。あ、共演の飯島直子も老けないか。

中年独身女性が主役の場合(しかも有名女優が演じる場合)、俗に言う「バリバリのキャリアウーマン」って設定がホントに多い。女医だの、出版社の編集長だの。今回もご多分にもれず、小泉今日子はテレビ局のプロデューサーなのである。でもなぁ、そういったキャリア設定では、世の女性たちが今ひとつ共感しにくいのではないかと思うんだがな。

いまだに「キャリア女性=煙草」っていうイメージなのかな、スパスパ吸ってた。女友達もスパスパ。さっすが小泉は喫煙年数30年選手(10代の頃から吸ってっからね)らしく、堂に入った吸い方だった。ドラマで煙草を吸うシーンって、めっきり減ったよね。日常でも吸う人減ったからね。私が子どもの頃にやってた刑事モノのドラマなんて、スパスパしっぱなしだったわよ。

このドラマで、主役の小泉が職場でトンでもなくイライラしている…超ヒステリー状態。
そしてその理由が「更年期」らしい。でもさー、これはさー、偏見生むよね。
そりゃ、症状がキツい人もいるんだろーけど、そんな鬼のよーに描かなくてもさぁ…。

あとさー、「閉経しちゃったかも~」と泣き崩れたり。
女性が年を取るってことをイヤなものに思わせるドラマだね。
しかも男の脚本家が書いたってのもねぇ…。

若い頃は今の自分の年齢の先輩のことを「死ね、ババァ!古いんだよ、てめぇ!」って思った、というセリフも…。あぁ、その年代の女性視聴者は傷つくね、とりあえず「死ね!」はないよね、「死ね!」は。

ストーリーを事細かに説明する気はさらさらないが、やっぱドラマって重なるのよねー、偶然が。2つも3つも重なっちゃうのよねー。あり得ねー。しらけるー。(←こう思うアタシはドラマを観る資格ナシ)

坂口憲二が演じる役の馴れ馴れしさもあり得なかったなぁ。
店員(坂口)と客(小泉)として出会い、初対面なのに客(それも随分年上)を下の名前で呼び捨て。そしてこの世のものとは思えない馴れ馴れしさで速攻誘惑…「何でも言って、チアキ」「面白いね、チアキは。イイね、可愛くて面白いなんて」「おいでよ、チアキ」「オレ、チアキが喜んでくれることなら、なーんでもするから」…やべっ、薄気味悪くて鳥肌立ってきた。

そーなのだ、キョンキョンのドラマは昔っからこーなのだ。
どいつもこいつもキョンキョンのことが好きになる設定なのだ、いつもいつも。
どうせ中井貴一も彼女を好きになるんだろ?で、も1人ぐらいそんなヤツが現れるんじゃね?
そこだけは40代半ばになったって変わんないキョンキョンなのであった…。

コメント