紳助がいなくなって平和な芸能界

憑き物が落ちたかのような、すがすがしさなのである。
何がって、紳助がいなくなったテレビ界が。
幡 蒼子のおこりんぼ日記3: 紳助の巧みな話術で誤魔化される真実

吉本興業や、彼が出演していたCMのスポンサー企業にとっては打撃だろうが、それ以外のところでは、わりとこの一件は歓迎されているのではないか、とすら感じられる。

ま、ヘキサゴンファミリー(てか紳助ファミリー)にとっては危機だろうけどね。
紳助にゴマすって仕事にありつけてた人が多いから。
それに、紳助にイジられてなんぼ、の人も多いから。

でも、テレビ局関係者は「これでやっと視聴率の悪かった番組を打ち切りにできる」とか「紳助への莫大なギャラを払わなくて済む」とか「紳助の横暴さに振り回されなくて済む」などと安堵しているのではなかろうか。

後輩芸人たちは表面上「残念です。戻ってきてください」などと口々に言ってはいたが、本心じゃないだろう。相当今の状況は後輩芸人にとってオイシイはずなんである。ステップアップできる大チャンスである。頭上のでっかい重石が取れたのだから。

しかし私も彼の話術と頭の回転の速さには一目置いていたし、彼はいくつものレギュラー番組(冠番組)を抱えていたしで、今後のテレビ界ってどーなるんだろう…という思いが頭をかすめたりもした。

でも、どーってことなかった。
先日の『行列のできる法律相談所』を観てそう思った。

代役としてフットボールアワー後藤が司会を務め、東野・山崎・宮迫・河本らが出演していた。
この5人のバランスが大変良く、のびのびと楽しげにやっていて、観ていて面白かった。
特に東野と宮迫と後藤の3人で何か新しい番組をやっても良さそうに思えた。

結局紳助も、東野らにイジられてこそトークが活きていたんだな、ということがわかった。
別に、イジりイジられる相手は紳助じゃなくても成立している。

紳助やさんまら大御所の陰に隠れていた中堅芸人たちは、秘かに実力をつけていた。
これからはその力をいかんなく発揮できる場がたくさん提供されるのではないか。

コメント

  1. こんばんは。
    確かにヘキサゴンファミリーの中には、今後消えちゃいそうな人がけっこういますよね(^^; 果たしてどれだけが生き残るのか…。

    「行列のできる~」はしばらく前に見るのをやめたので、先日の回も見ていませんが、そのメンツは面白そうですね~。なんだかアメトーークみたいで(笑)

    この流れで、後藤やザキヤマや千原ジュニアなど、弁が立つ芸人さんを見れる場がもっと増えたら嬉しいな、と思っています。

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  2. 牡蠣ひろみさん、コメントありがとうございます。

    誰かの力に頼って芸能人やってちゃイケませんね。
    やっぱ自分として何ができるか、ですよね。

    私も「行列のできる~」は最近ほとんど観てなかったんですが、今回たまたまテレビがついてたもんで、他のことをしながら観てたら、結構面白くて。

    意外と東野ってウデがあるんですよねー。

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