大河も天声人語も制覇する福山雅治

今朝(9月10日付)の朝日新聞の天声人語に、福山雅治の(アエラ誌上での)発言が掲載されていた→ → →「曖昧で詩的な表現、例えば『虹を追いかけて』『あの空の向こうへ』みたいな歌詞は、今は何か違う……より視覚的に、はっきり言葉を届けていこうというのが、2011年以降の僕なのかも」

その内容に至極納得した私。確かに、確かに。
あの震災は多くの人の価値観を大きく変えたかも。フワフワした、地に足のついてないような歌詞など、意味を為さなくなっているかも。そもそも、「虹を追いかけて」とか「あの空の向こうへ」みたいな歌詞って、手っ取り早いテイの良さでしかないんじゃないのか…などとツラツラ考えてみる私である。

さて、もはや福山雅治の人気は不動で、めったなことで揺らぎはしないと見える。
デビュー後しばらくは売れなかったが、売れてからはきわめて順調に人気をキープしてる。
女性からの人気が絶大で、かと言って男性に嫌われているわけでもない。
気取っているわけでもなく、あくまでも自然体で、シャレもわかるし、エロ話もできる。
多くの後輩芸能人から慕われ、先輩芸能人からも可愛がられてる。
芸能人として、何て素敵なポジションなんだ!

元々はミュージシャンとして成功したかった。
俳優の仕事は知名度を上げるために始めたらしい。
結果、今ではミュージシャンとしても俳優としても成功し、CMにもバンバン出演している。
芸能人として、何て素敵なポジションなんだ!

でもね、私、この人にそんなに興味がないのね。好きでも嫌いでもない。
この人の出ているドラマも『ひとつ屋根の下』ぐらいしか見たことない。
歌はね~、有名になってから売れた『MELODY』『IT'S ONLY LOVE』『HELLO』『Message』のベタな歌詞にちょっとヒいてしまったのよね。しかも彼の声って、何だか鼻から抜けるような、こもるような声で、好きじゃなかった。「あー、イケメンってだけで、こんな曲と声でも売れるのね」と、失礼ながら思ったものだ。

しかし年を重ねるごとに、彼は独自の歌唱法を会得したように思われる。
いや、ただ単に曲調が変化しただけかもしれないが…。
彼の通りにくい声を、ごまかしながらも活かすような歌い方で、ニュアンスのようなものが加味されたような気がする。でもやっぱ、そんなに好きな歌声じゃないが。

さて、天声人語の件に戻る。
とにかく「曖昧で詩的な表現は避け、はっきり言葉を届けていこう」としている彼。
そんな彼の最新シングルは『家族になろうよ』…こりゃまた随分ハッキリさせたねー!

コメント

  1. フクヤマーックス!!ほんとに彼の人気は不動ですね。芸能人になってなくてもモテてただろうな、って人がミュージシャンとして成功するのって珍しい気がします。でも私はなんだか彼をミュージシャンとしては認められないぞ・・なんでだろう。
    大昔彼のライブに行ったことがあります。(行ってるんじゃん!笑)良かったですよ~。意外とアツくて音楽を愛してる~って感じが伝わって来て、彼の周辺には霞がかかったような感じで、俺ってかっこいいぜ~~って感じでいい意味で自己陶酔してました。ライブ(パフォーマンス)上手でした。楽曲も歌手としても私は好きではないが、考えてみるに・・・そう、彼はジャニーズなんだ、と思いました。音楽的にはアレでも(いや、世間的には認められてるのか?)人として人気っていうかライブ楽しめる感じとか・・
    草野さんがMCで福山サンには何もかも負けてる・・って言ってたらしいけど、音楽で勝ってるよ!と言ってあげたい。福山サンの今の歌、某洋楽に似てると思うんだけどあれはパクリって言われないのかなぁ?

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  2. spikoさん、コメントありがとうございます。

    どーも、音楽的にも世間から認められてるような気がするんですよ…。特に『桜坂』がエエ歌的な扱いされてるじゃないですかー。だから「それを作った福山、スゴイ」みたいな。

    マサムネ氏、そう言ってましたねぇ。
    でも彼の自虐はクセのよーなもんですから(笑)。

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