今さらですが森田童子

森田童子の音楽は暗い。暗いけれども色あせない。

今から30年以上も前の音楽だけど、全く古臭くない。

フレンチポップ的(決してポップではないけど)な要素が感じられるからかなー。

私は、90年代のドラマ『高校教師』の主題歌『ぼくたちの失敗』で森田童子を知ったクチ。
そのときも、この曲が70年代にリリースされたものだと知って、驚いたものだ。

しっかし野島伸司がドラマにチョイスする曲は、私好みのものが多かったなぁ。
アバもカーペンターズもサイモン&ガーファンクルも、元々好きだったのよね、私。

曲を聴くたびに、随分うらぶれた気分になったものだが、彼女の音楽を「暗い」の一言で片付けたくない。

それはあまりにも切なくて、脆くて、儚くて、優しくて、純粋で、それでいて刹那的で激しい。

感性の鋭さがこちらの心に突き刺さってくる。

浜崎あゆみや倖田來未の歌詞が一段とバカっぽく見えてしまう。

さて、今から紹介する『男のくせに泣いてくれた』という曲は、前述のドラマの挿入歌として使われ、大変印象に残った曲である。

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