マッキーの音楽を語ってみる

♪ ナンバーワンにならなくちゃダメだよ もともと誰でもオンリーワン ♪
・・・『世界に一つだけの花』の歌詞をアレンジしてみました(笑)。

なでしこジャパンを見てたら、やっぱ1番にならなきゃダメだなーと思ったもんで。

蓮舫議員の「2位じゃダメなんでしょうか(世界一にならなきゃダメなのか)」ってのも、歴史に残る愚問だよな~。

さて私はその『世界に一つだけの花』が好きではない。

歌詞というよりメロディーかな~。スピッツの『チェリー』に雰囲気が似ている。
私は、そのテの曲があまり好きではない。

この曲が入っている槇原敬之のアルバム『EXPLORER』。
どういうわけだか7年前、ファンでもないのに知人からCDを借りて聴いたのである。

ところがどっこい驚いた。どの曲も秀逸すぎて驚いた。

スピッツファンじゃない人が『チェリー』的な音楽のみを「スピッツワールド」としてとらえるのと同じように、槇原敬之のファンじゃない人は『どんなときも』的な音楽のみを「槇原ワールド」としてとらえている。

「思い込み」や「決めつけ」は捨てて、いろんなアーティストのアルバムを聴いた方がいいな、と思わされる1枚であった。

スピッツワールドと同様に、槇原ワールドも想像以上に広かったんである。

随所に洋楽テイストも感じられて、その絶妙なバランスに感心する。
何てったって彼は、作詞、作曲、編曲までこなすのだ。

現代には珍しく歌詞を先に作る派。
メロディーに乗せて言葉をハメていくやり方ではないので、結構難解なリズムをきざむことになる。歌うのが難しい曲が意外とたくさんある。

その歌詞は現実的な日常を描くものが多い。いい意味で作文的な。
丁寧な日本語でつづられており、話のオチまで設けられている。

空腹について延々と語る曲や、鹿せんべいのことを延々と語る曲もあって度肝を抜かれた。
父親でもないのに、幼い子を持つ父親のリアルな心情までつづられている。
それは、この人の想像力、表現力の高さを物語っている。

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