イヤな感情が、生まれる。

何だかひそかに多くの女性を傷つけてそーなドラマだった…『生まれる。』

番組予告を観ていて、勝手に「不妊の娘に代わって母親が代理母となって出産」って話かと思ってた。そういう話だったら、いわゆる「ヒューマンドラマ」として納得がいく。

しかし50代の母親が普通に妊娠するってだけの話。
いや「だけ」と言ってしまってはナンだが、いわゆる「高齢出産」ってものだけをクローズアップしているドラマ。これほど生々しくデリケートな内容を、よくドラマにしたもんだ。不妊の女性も登場させて、さらに生々しくなっている。

そして妊娠した母親のことを娘がなじるのだ…「まさかその年で産む気じゃないでしょーね、そんなバカなこと考えないでよ。その年でちゃんと産めた人は年間20人しかいなくて、産んだ後もいろんな問題が出てるのよ」みたいな。あぁ、野田聖子議員の顔が浮かぶ…。ヒドイなぁ。

そして娘が勤める出版社の場面では「35歳を超えると卵子の働きが悪くなる」等々のセリフが次々に飛び出し、倖田來未の「羊水腐る」発言とダブってしまった。同じよーなもんだ。傷ついてる人いるね。ドラマで不安を煽るのはいかがなものか。あえて言われなくても、何となーくわかってることだしさ。それでも希望を持って頑張ってる人がいるんだからさ。

このドラマって、観る層が薄いだろうね。
まず学生は観ないでしょ、男性も観ない(堀北ファン除く)。
不快に思う女性も観ないだろうし。


ところで堀北真希の鼻って、正面から見ると低そうなのに横から見るとすごく高いのね。
「あれ?こんなに高かったっけ?」と思って調べてみると、ま、鼻だけではなかったという…。

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