聖子流「アイのうた」

『アイのうた~東日本大震災チャリティーアルバム』が発売された。

しかし、収録されてる曲も歌手もビミョ~だったりする。
「こんな歌手、知らね~!イマル、いらね~!」みたいな。
そーなんです、イマルの曲も収録されてるんです、なぜか。

もちろん有名な曲もある。
『贈る言葉』とか…。『贈る言葉』ねぇ…同じ海援隊の歌なら『人として』の方がふさわしいゾ。『贈る言葉』の2番以降の歌詞には「求めないで 優しさなんか」とか「もう届かない 贈る言葉」とか、被災者の神経を逆撫でしちゃうんじゃなかろーかと思われる表現がある。「遠ざかる影が人混みに消えた」という歌詞も、「人混み」を「波間」と置き換えちゃう人がいるんじゃなかろーか、とか…私は想像力がたくましすぎるのか??

ブラックビスケッツの『タイミング』も収録されている(そりゃ売れたのは売れたけど、何かビミョ~)。その歌の中で「ズレた間の悪さも それも君のタイミング」って歌詞があるが、今回の震災では、ちょっとしたタイミングの差で津波に「巻き込まれる」「巻き込まれない」があったってのに、こんな歌を入れて大丈夫なのかな~と心配する私は、やっぱりヘンに想像力がたくましすぎるのであろうか??

松田聖子の曲も入っている…「いくつの夜明けをかぞえたら」。
あぁ、ビミョ~。他にも大ヒットした曲がたくさんあるってのに。そりゃレコード会社移籍問題なんかも絡んで、収録できる曲とできない曲があったりするんだろーけどさ。

「私がこのチャリティーアルバムに聖子の曲を収録するんだったら…」と考えてみたら、意外や意外、ふさわしい曲がそんなに多くないことが判明。まず最初に断っておくが、私は90年代以降の聖子の曲には興味もないし詳しくもないので、80年代のシングル曲に限定する。

とにかく夏をイメージした曲が多いので、必然的に海や渚にまつわる歌詞が出てくるし、タイトルになっていたりもする。それらは全部却下だ。夏の歌ではない『ロックンルージュ』でさえ、「海へ行こうぜ」って歌詞が出てくる。『チェリーブラッサム』でも「白い波おどってる」って歌詞が…。『天国のキッス』なんかも「天国」っていう時点で却下だわね。

そしてたどり着いたのが『旅立ちはフリージア』。復興に向けてたちあがる被災者たちを応援する意味に取れなくもない。

♪どんなに離れていたって 心はいっしょなの~♪

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